返信する
ねしなА
By 竜門勇気
12-24 02:35
僕は何も思い出せなくなる男です
あなたは今何かをしまいこんで忘れた人です
見えたまま書いたら
全部黄色い 泡
風に色をつけました
夜中の闇に名前を付けました
可愛がって投げた
あちこちに沢山あると
うるさくなるんです
夜明けの霧から
泡だった消毒漕の匂いがして
僕は小学校に戻って
何かをやり直しました
胎児一歩手前
像が列成し飛び時雨
フルーツの形の人が歩いてる
連れてくなら
そこの先頭
うその先頭
蒙昧とはキャラメルの味のこと
そこはアンダーヘッジホッグ
うそのアンダーヘッジホッグ
何かの粉
あわただしい粉
埃を被ったままの世界
ビニールの上で
くるまれの上で
そのまま
明日が今日にならずに
そのまま
永遠になる世界
僕は何も思い出さない男の一人です
表面だけが更新されていって
鉛のような鈍い色で
輝きを持ちながら
瞬きを待ちながら
頂きは時さながら
瞬きの儚きながら
輝きは夢さながら
鉛のような鈍い色で
頭の中に歌の断片が
アミューズメント施設に散らばる
誰彼の息のように濁っている
つまり
僕は何も歓迎しません
必要なものをなくした人に
鉛筆を配って歩く男です
鉛のような憂鬱を研いで
[編集]
[←前][次→]
戻る