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くれさめ
By 竜門勇気
06-01 12:35
夜に浸した
角のごつごつした
目を擦りながら
暮れなずみ
生ぬるい足元に一人
暮れ雨に
泣きつかれた夢が
また一つ
この場所で死んでいった
白く
終わりながら闇は
姿全部見せないで
何時までも
空を広くする
君の声を聞く
君に恋をする
転がって埋まるボール
遠く汽車の音が
上手く今に乗る
君に恋をして
遠ざかってくレール
が・た ご・と
ぽつり独り言
大事なことは
僕のままにして
ブツ切れの八ミリフィルム
水たまりを撮して
そのまま動こうとしない
空にフォーカスが合わない
か・た こ・と
接続詞のパズル
大事は君の
ままを僕にして
夕暮れの
浅く突き刺さる雨
僕は歌った
両耳の間と
胸の真ん中で
!ううういう 生まれる!
てめぇ轟音を!轟音を!
暮れ雨の
水たまりに浮かんだ
雑踏には
僕の背中の居場所があった
恋をした僕の背中は
暮れ雨の雑踏の悲しさがあった
冷たい肩に
暖かい頬のパズル
大口を開けて
歌う僕の舌の上に
ドロップを乗っけて
君が解いていく
声帯は渦を巻いて
乱数化された
愛の賛歌に
レコード針が突き刺さる
やっと家の明かりに
見覚えが帰ってきた
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