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水彩画
By 竜門勇気
09-08 02:23


きみがぼくになげかけて

いー気持ちになってる
まーいーかって思ってる

書き留めようとするたびに
遠ざかってくんだ
もったいねーんだ
ラブソングなんて書きたくない

いつもきみがそばにいて

いー心地で黙ってる
ニヤリ口元に出して
やけに満足だって思ってる

詩に書こうとメモするたび
無理に手に取ろうとすれば
ぼやけて嘘くさくなる
ラブソングなんていらねーな

それはさっきもつづいてて

いー喩えを思いつき
たまにキザになっても
君がチューブ僕がキャンバス
君がインスピレーション
僕が指先
僕がチューブ君がキャンバス
僕がインスピレーション
君がキャンバス

このままでいーさ
続いてってくれよ
無事なまま
燃えても剥がれても
腐ってもバラけても
ずっと無事なまんま
無事なまんま

君が描いてる絵が
いつか僕んなかに
満ちるよに
声と感情が描く
肖像画に雲が飛ぶ

そのキャンバスに
君が抱きつけば
君に僕の思いが
焼き付いてくれる

lalala...

めんどくさい遠回りすら
きぶんよく走り抜けた
さすが僕だ
彼女が手を引いてくれる

背中のキャンバスに
君を背負ってきた
世界に映る空が
美しかった

lalala...
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