投稿日09/29 09:44
「近づく秋の気配」
周
昨晩庭に出た時、北からの冷えた風に身が凍みた。青北風である。
青北風は「あおぎた」と読む。数少ない風の季語である。この風が吹くと空も海も澄む。何とも清々しい気持ちになるし、秋の兆しを感じる今日この頃である。
我が家の庭では秋になると金木犀が甘い香りを漂わせる。またこの季節がやってきたかと思い、ぶらぶらと庭を散策していると柿や栗が生っているのを見掛けた。
天高く馬肥ゆる秋とはよく言ったもので、秋の気候は食が進む上に食材もまた美味である。秋刀魚、南瓜、茸類…挙げだしたらキリがない。ちなみに私は栗のワイン煮が一番の大好物だが。
芸術の秋、スポーツの秋などというものだが私にとっては、やはり食欲の秋。
深まりゆく秋の闇夜に浮かび上がる紅葉を眺めながら、縁側で酒を楽しみつつ旨い物を食べる。素晴らしい秋の一興である。
酒に溺れる二十歳の大学生。親からの冷めた視線を感じる秋になりそうだ。
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