05/11 23:26

「うちの子探しています。」
sicks

1ヶ月ほどミナティが姿を見せなくなりました。
いいえ、ミナティを見ることができなくなってしまいました。


そっと鏡に手を当ててみる。
そこに映るは私そっくりさんがひとりだけ。
私は右手を置いたのに、左手を重ねてきた。

この虚しい気持ちはなんでしょう。

かつて、ひとりの無邪気な少女が異世界の国をそこに見た。
私の目には歪みの国しか映りません。
それは「現実」という名の一つの世界にとても似ているのでした。

嗚呼、真っ直ぐ見つめてやらなければそれと対峙することはできません。


その視線、すこーし斜めになっていませんか?

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