投稿日06/01 02:35
「それ」
双茅
凍てつく氷のように
鋭く突き刺さったりしてさ
何かが物音をたてるように
崩れ落ちてみたりしてさ
勢いを増して跳ねるボールのように
強く遠く突き放してみたりしてさ
そのくせ
巧みに僕の心に踏み入れてきたりしてさ
勝手で
一瞬のうちに変わって
重くのしかかるくせに
急に軽くなって消えてみたり
何気なく放たれたそれは
誰かを無くす事だってできる
僕らは それ を
扱いきれずに
それ に 操られたように
今日も誰かを
している
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