投稿日02/23 23:47

「☆子供と大人の狭間☆ーA」
鈴木琴実

[→続き]


まだ寒い星空の下、
準備運動と寒さしのぎに
バットで何度も素振りをしながら待つ。


午前0:00。
素振りをしても凌げないほど寒さが凍みて胃がキリキリと痛みだしたので、

道路がよく見える娘の部屋の窓辺に待機場所を変える。


家から少し離れた所で降ろすだろぅけど、ヘッドライトの明かりが見えたらソッコー、バットを持って出てってやる!



・・・ところが
不覚にもちょっとの間うたた寝していたのか、“コツコツ”とヒールの音がしたかと思ったら玄関の扉をゆっくり、そぅっと開く気配がした。

1:30。

チェッ!!
結局、相手ゎ分からなかった!!



急いで玄関に行くと
めかし込んだ娘がブーツを脱いでいた。
顔を不自然に、見せようとしない。


『どーやって帰ってきたの?』

「え…」

『車でしょ?オトコか?』

「いや…友達の友達…」
『今すぐ電話してここに呼びな。携帯ゎ繋がらないよ。』

プップップッ
「あっれ〜どーして携帯繋がらないんだぁ?」

『だから繋がらないって言ってんでしょ酒臭い!!』

「お酒なんか飲んでませ〜ん。」

ブチッブチッと再び頭の中で音がして。

『今1時半だぞガキが午前様ってアンタちょーしにノリ過ぎ親の電話をスルーなんざ随分ナメた真似してくれたな何様のつもりだテストがあるって言っててこれか何処へ誰と何時に帰宅で行ってきますゎ小学生でもできるんだコソコソと出掛けてオマケに携帯シカトなんざ許されないぞまだ未成年でしょ親と連絡もつかないよーな携帯ゎ暫く止めとくょ次やったらただじゃ済まないぞ』


…私の怒声に、娘ゎただ
「はい。」「はい。」
と、頷くだけだった。


叱られる事ゎはなから分かってる。
ちゃんと返事をして聞かないと、怒声ゎ終わらない。

そんな計算づくの
「はい。」


悪いと分かっててやっている。背伸びをして大人の真似事をしたいのも分かる。刺激に憧れ、遊びたいのも分かる。

分かるけど、こっちだって言わねばならない。



『酒臭い!!』

最後にもぅ1度
そぅ、言ってやった。






・・・今朝、腕が筋肉痛でした。(^_^;




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