投稿日08/15 16:28

「☆諸行無常☆」
鈴木琴実

多分“若いから”とか言う年齢には関係が無いと思うのです。

歌の歌詞によく出てきたり、思春期の人がよく言うセリフ

『何で変わってしまうのだろう』
『永遠に変わらないもの』
『変わらないで そのままでいて』

“変わらないもの”や“永遠”を求める事って、人間の心理なのかなぁ?

忘れてしまったのではなく、どう考えてみても若い頃から私は“変わらないもの”“永遠”に全く興味が無くて。

むしろ変わるからこそ面白い、今のままの自分じゃ嫌だ、と“諸行無常”がとてもしっくりときていて。

変わらない事、永遠って“淀み”“マンネリ”が連想されて、物凄く息苦しくなっちゃうのです。



1988年4月16日から東宝系で上映されたアニメ映画
【火垂るの墓】
原作:野坂昭如
監督脚本:畑中勲

この作品は野坂が1967年に文藝春秋で発表し、直木賞を受賞。アニメは原作にほぼ忠実に沿って作られているそうで。

野坂自身が戦時中に体験した事を作品に生かしてはいるものの実際はもっと裕福で、防空壕で生活した体験はなく、家族を戦災で亡くして妹(映画の設定とは違い1歳)と2人で疎開先で暮らす事になっても、野坂は妹を疎ましいとしか思えず、妹は更に厳しくなった食糧事情で食べ物を与えられず骨と皮だけの姿で餓死。その妹への贖罪.鎮魂を込めての作品なのだそうです。

因みに野坂は脚本家、歌手、政治家、作詞家なども手掛けていて、童謡“おもちゃのチャチャチャ”の作詞者でもあります。

毎年必ず、終戦記念日からお盆の間にテレビ放送されるこの“火垂るの墓”、

悲惨さがタイトルを見ただけでも思い出され、胸が締め付けられるので、以降 二度と見られませんでした。

ところが昨日の放送を、きっかけがあって20年ほどぶりに見たのです。

…拍子抜けしました。

タイトルを聞いただけで胸が締め付けられ涙が滲んだのに。

改めて見た感想は
清太の愚かさと戦争の滑稽さ。あまりにも清太が愚かで憤りさえ感じました。

人間って、ここまで変わるものなのね。私も随分と変化してきたのだなぁ。

その“変化”が良いのか悪いのかはわからないけれど…ね。






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