投稿日01/26 00:26

「☆ 親 やってます ☆」
鈴木 言実


小学6年生の長男の
懇談会に行って。

話は
いかに6年生が難しい年頃になってきたか、という事で。

こういう子供がいて
こういう傾向があって
こういう問題があって。




そんな話を聞いて帰ってきたら

長男が不機嫌。

何事も
「別に」と、反抗的。

ろくすっぽ会話もしないし反抗的なのはいつもの事だけど、いやぁな予感がして

『どした?何かあった?どっか痛いの?』

と聞いてみたら

「ちっ」
と舌打ちして顔が歪んだ。

いつもなら
『なんなのその態度は!?』
と怒鳴るとこだけど、
やっぱり何か変で、しつこく
『どしたの?』と聞いたらば。

「いじめられた」って。

『いつ?』
『誰に?』
って矢継ぎ早に聞いたら、

もう私の身長を越して、私より体重が20キロも重い大きな彼が

泣き出した。


話を聞いたら、
まだ大した事はない。

良かった、その程度で。
良かった、彼が話してくれる人で。


そいつらに、
何か自分がした覚えはないかと聞いてみた。

『影で誰かにその子達の悪口を言わなかった?』

『友達の悪口に乗っかって、自分も言わなかった?』

勿論本人曰わく
「覚えはない」。

なるほど。彼には、虐められる側の対処法を学ぶ必要があるわけね。

『男はそういう事があっても、絶対相手に涙を見せるなよ!!泣くなら家に帰ってから泣くんだぞ!!』

と、念を推した。


私もどうしようもなく心が痛くなって、

私をとうに越した、がたいのいい小学6年生の彼を

何年かぶりに両腕でおもっきり抱きしめて

『大好きだよ!!』
と、頭をくしゃくしゃに撫でた。


いつもは
私が近付くだけで「なんだよ!!」と避けて不機嫌になる彼だけど、

今日は私に背中をむけたまま
「オレも好きだよ」だって。


親の私ができる事は
これくらいしかないから。

どうか彼が
自分で乗り越えていけますように。

そう見守る事しかできなくて、親って辛い。


(2010.12.8 小瓶)

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