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[1]ユーロ(pc)
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始めましての人も、何度も足を運んでもらっている人も、いつもありがとな。ここの案内人のユーロだ。

このトップページは定期的に更新されるから、話についていけない奴もいるかもしれないが、多めに見てくれ。


さて、二年ほどご無沙汰だったな。
実は管理中のサイトばかり更新して、こっちの方をすっかり忘れていたらしい。
本当、どうしようもない管理人だな。
改めて、ここの諸注意を言っておくぞ。

・男主人公、夢小説だが名前変更はなし
 (というかできない。)
・基本TOX原作沿い+オリジナル
・原作ネタバレ有
・友情メイン、ほのぼの?予定


以上の事柄に嫌悪感を抱いた人は、申し訳ないが縁がなかったということで退席願いたい。
なお、主人公については次のページ、自己紹介で詳しく説明してるから、それも確認してくれ。

さて、サイトの方もチェックしている人は分かると思うが、こっちとあちらでは主人公の口調が少し異なっている。
話事態はサイトの方が進んでいるから全く同じだがな。
ん?サイトの方も見たい?
なら、フォレストページっていう携帯サイトで「純涙」を英語変換して検索してみな。
くれぐれも、ココから来ましたなんて言うなよ。
間違った時に恥ずかしいからな!
正解者は、俺がどの作品に登場しているか分かると思うぜ。

それじゃ、再び夢の世界へご案内しよう。


130319

【目次】
自己紹介 >>2
リーゼ・マクシア >>3
空中遊泳?>>4
雪山下山 >>5
危機一髪 >>6
事情説明 >>7
一般常識 >>8
一方通行 >>9
頑固者  >>10
生活水準 >>11
一時信用 >>12 NEW
一発触発 >>13 NEW

130319


2011-9/19 04:00[レス/]

[2]ユーロ(PT002)

【僕の軌跡】

聞こえるのは、父からもらった銀時計の音。
針は狂うことなく、正確に僕の時間を進めてくれる。


誕生日おめでとう、僕。


そして、こんにちは新しい世界。





僕は、一ノ瀬隼人。
地球という星の、日本という国に産まれました。

僕の家系はちょっと変わっていて、時空を旅する“時間旅行者〜タイムトラベラー”という能力を持っています。

代々一ノ瀬家の長男は10歳の誕生日を迎える頃、その力を手にします。
どこに跳ぶのか分からない、その厄介な能力は“一年たつと跳ぶ”という条件付き。
最初の二年だけ、父が共に来てくれましたが、生きるのに最低限の知識と身の守り方を教えてくれると、父もどこかへ跳んで行ってしまいました。


それから数年は大変でした。
跳んだ先が、戦場真っ只中だったり、はたまた平和主義で護身用のリヴォルヴァーを奪われたり。
あぁ、環境汚染のひどい所もありました。
文化も様々で、近代的な所もあれば、魔術や魔法といった特殊な術を使う世界……。

お陰様で、大概の事には慣れました。
まさに、郷に入っては郷に従え、です。


そんな僕も、18歳の誕生日を迎えました。
つまり、今回で8回目の時間旅行です。
さて……今回はどんな世界なのでしょう。




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110923


2011-9/19 04:34[レス/]

[3]ユーロ(PT002)

【トリップ定番】


カチリ

と、針の重なる音と身体を支える地面が無くなったのは同時でした。
嫌な予感しかしなくて、バチッと閉じていた目を開ければ案の定。


空からダイブしてました。


こんなトリップ定番は要らない!
だけども幸い、地上はまだ遥か下。
15分くらいはスカイダイビング出来そうな感じ……。


「うわああぁぁぁ!」


そんな余裕は頭の中だけだよね!
落下していくこの感覚に恐怖しかありません。
それでも世界把握のために目を動かす僕を誰か誉めてくれませんか。


青い空と青い海。
それだけ聞くと環境的には悪くないですよね。
でも……遠くに見えた大地は茶色。緑がありません。
環境破壊が進んでいるのだろうか、と考えた時何かにぶつかりました。


ぶつかった?


上空数十メートルの高さから落ちていた僕の身体は、何だかゴムみたいな柔らかいモノにぶつかった。
だけど、すぐにまた何事もなかったかのように落下し始めました。
一瞬で白い雲が目を覆い、その白い海を抜けると……


「うわぁぁ……。」


キラキラ光る海と青々とした緑の大地。
円形にかたどられた大地は、西を高い山に覆われ、東を海が永遠続いているようでした。
平野も所々に見られ、街があるように見えます。


しかし、僕の世界観察もここまででした。
急に暗くなったかと思えば、何者かにガシリと鋭い爪で捕らわれてしまったからです。


イヤな予感しかしません!


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110923


2011-9/19 05:28[レス/]

[4]ユーロ(PT002)

【私闘の末】


ガッチリ、空飛ぶ何かに捕まった僕は、自然落下ではない感覚で急降下していました。
雲海も抜け、やがて眼下に広がるのは白い山々。
そして肌を刺すようなピリピリとした寒さ……雪です。顔に当たるこの寒さと雪が地味に痛い。
僕を捕らえているその鳥らしきモノは、スピードを少し緩めながら更に降下していきます。

……これなら上手く雪の上に着地出来るでしょうか?
あのまま自然落下で海に落ちてくれるのが一番理想だったんですが、まぁ雪でも大丈夫でしょう……凍ってなければ。

そうと決まれば善は急げ。
幸い両腕共に自由。
愛用のリヴォルヴァー二丁は腰にあって取れませんが、何とか懐にあったサバイバルナイフは取れました。
それを逆手に右手で持ち、出来る限り体を捻ります。

下からではありますが、初めて自分を捕らえた犯人をみました。
灰色の皮膚に、翼はコウモリに似ています。
翼の先に小さな手があり、しっかりした足も二つ。
大きな体躯ですが、全体的に細身。
あの高さを飛んでいたのですから、見た目より丈夫なんでしょう。
これなら多少傷つけても、落下するのは僕だけで済みそうです。

「ごめんよ、っと。」

そう呟くと同時に、ナイフで僕を掴んでいた足に一線。
驚いたソレは、上手い具合に僕を離してくれた。
そして再び訪れる重力落下。
さっきと違うのは、仰向けということ。
小さくなっていくソレと、雪の降る灰色の空を見ながら、僕の空中旅行は終わった。



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110923


2011-9/20 18:34[レス/]

[5]ユーロ(PT002)

【世界の生き物】


ぼふっ

そんな効果音がつきそうな柔らかい雪の上に、僕は無事に落ちました。
幸い背負っていたリュックもクッションの代わりとなって、見事に無傷です!


「寒っ!」


起き上がって辺りを見渡すも一面真っ白。
降ってくる雪は差ほどですが、いつ吹雪いてきても可笑しくありません。
とにかく街へいかないと、凍えてしまう!
勘を頼りに、僕はゆっくり雪山を降りていきました。





「ーーちょっ、まって、っ!ナニコレ!?」

下山し始めて数刻はたったでしょうか。
今僕はよく分からない生き物に襲われていました。
いわゆる魔物と呼ばれる生き物でしょうか。
青いニワトリを大きくしたような奴と、細身の狼に氷のトゲが付いた奴。
どちらも素早く、避けるのが精一杯。
持っていたナイフで応戦していますが、足元が不安定で思う様に反撃出来ないんです。
あまり弾薬を消費したくありませんが……そうも言ってられないようです。

「恨まないで下さいね。」

口を大きく開けて向かってきた狼にナイフを投げ、代わりに腰のリヴォルヴァーを抜きます。
ナイフで怯んだ狼ではなく、右手から飛び付いてきたニワトリに照準を合わせ引き金を引きました。
パンッと乾いた音の次に、ギャッと鳴いて倒れる音。
すぐさま身を翻し、もう一丁のリヴォルヴァーを抜いて、後ろに迫っていた狼に標準を……

ズッ 「っ!?」

……合わせようとしましたが、軸足を滑らせてしまいました。
仰向けに倒れ、その気を逃さず狼が僕の上にのし掛かります。


絶対絶命です!



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110924


2011-9/24 04:00[レス/]

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