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[1] おれがお絹を殺したわけではない
By Ryou
04-16 01:06
「おれがお絹を殺したわけではない」と、彼は自分で自分を弁護した。死に目に会えなかったのも自分の罪ではない、今夜行かないのも自分の薄情からではないと、彼はいろいろの理屈をかんがえて努めて自分を弁護しようと試みた。それでも何だか自分にうしろ暗い点があるように危ぶまれた。
 彼は今にもここへお絹のおそろしい眼が現われて来はしまいかと恐れられた。お絹に別れたことも悲しかった。うるさいとか執念ぶかいとか思いながらも、彼女と自分とのあいだには切ることのできない絆がしっかりと結び付けられていたのであった。自分も無理にそれを振り切ろうとはしなかった。その絆が自然に切り放されて、自分は今初めて自由の身となった。彼は思わずほっとすると同時に、又なんとなく心淋しくなった。お絹が急に恋しく懐かしくも思われた。 頭皮の水虫 育毛剤と天然シャンプー・ノンシリコン製品の製造販売の天然堂
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