「旧詩学社最終在庫について」

 
詩学バックナンバー販売について

東京ポエケットのPOEM ROSETTAさんのブースにて詩学のBNが販売されます。
今回は、1960年代から1970年代の比較的古い時代の貴重なものと、未詳24でも御紹介させていただいた詩学フランス語バージョン(オススメです)。

これは、POEM ROSETTA同人の角田寿星さんが、詩学社の寺西さんから買い上げたものの一部です。
バックナンバーも硬派な誌面で読み応えがありますので、ぜひこの機会にお求めください。



なお、只野とピクルスが買い上げた詩学バックナンバーの販売予定は未だありません。というよりも、価値的にどうなのか実際的な意味はさておき、詩界の大切な財産でもあるという認識です。いずれ、未詳24で図書室を作るなり、どこかに寄贈するなり、そこのところは未定ですけれども、散逸は防ぎたい、と考えております。
また、ピクルスが買い上げた詩学社詩集に関しては、今回の東京ポエケットでダーザインさんの詩集を販売するように、著者の許諾を得たうえで細々と販売予定(一冊は必ず残しますが)ですが、次回は未定です。
ただ、死蔵してても仕方ないですから、改めてアナウンスさせていただきます。

それから、寺西さんから販売を委託された詩学バックナンバー、及び、ピクルスが預かっている詩学社の最終在庫につきましては、詩学社の最終的な権利が確定した後に、アナウンスさせていただく所存です。
(ピクルスは詩学関係者ではないので詳細は判りかねますが、おそらくは、多額の負債もあるでしょうから各交渉は難航しているものと推測されます)
(以前にも書きましたが、詩学社最終在庫は、何年でも預かります)

それでですね、この機会に、追記で書いておきますが、
詩学社サルベージに関連して、私ピクルスは、着払い送料や倉庫代金等々で数十万円の私財を負担させていただいておりますし、倉庫代金負担は今後も続きますが、それを詩学社の権利継承者(または団体)に請求する予定は現在のところ、無いです。
しかしながら、いずれは、二点のみ、確認といいますか、きちんと公開アナウンスをお願いしたい次第です。

先ずは、各著者との契約上、一定の販売期間が経過した詩集について著者に返還するもの、となっていた詩集に関しては速やかに該当著者に返還して然るべき、と考えておりますので、ぜひとも御厚配をたまわりたく存じます。
(該当著者は、ある程度、把握しております。送料等は未詳24が負担します)

続いて、
詩学の定期講読者であった方々に対する御配慮を可能な限り、お願いしたいのです。
詩学に限らず、定期講読というのは所謂「前払い」というスタイルなわけですが、ここに何らかの補償が為された形跡が見当たらないので。
法的な時効云々に拘わらず、最悪、詩学在庫の物納となっても何らかの対処をするのがスジだと個人的には考えております。
多くの詩学定期講読者にとっては、あの葉書が、寺西さんの遺言ともなったわけですしね。

以上、伏しつつ。

月刊 未詳24 ピクルス拝
 
(2008年7月8日追記)



詩学社の最終在庫のほとんど全ては、私や他の方が買い上げたものも含めて、
私が責任を持って預かっております。

先ず、私や他の方が買い上げた詩集や詩学BNにつきましては、来春辺りを目処に、ささやかな販売等を始める意向です。
いわば新品を古書扱いして販売するようなものですが、利潤が目的ではありません事、予め御承知おきください。
この件につきましては、いずれアナウンス致します。

続いて、他の詩学社最終在庫は、未だ詩学社の権利の行方が判明しない為、それが確定してからの事となります。
預かっております大量の在庫は、それが一時的にせよ永続的にせよ、封を開けないまま保管する事、御約束致します。
この件につきましては、幾人もの詩人さんや詩学社関係者の方々の御助力をたまわりました。感謝します。
私が預かっておりますのは、緊急避難的な措置の一貫ですので、今後、どうなるか決まりましたら、また告知させていただく所存ですので、よろしくお願いします。

12月31日

(文責/ピクルス)


「寺西幹仁氏について」

未詳24スタッフ揃っての詩学社在庫サルベージが中断したままになっていたのは、
寺西さんと連絡が急に取れなくなっていたからだが、
その事情を伏せていたのには理由があります。

しかし、既に幾つかのネット記事やブログで公開されている様子だし、知ってる方々もかなりの数になり、問い合わせてくる件数も増えてきたので。

寺西さんを存じあげている人達、詩学社を応援していた人達、
落ち着いて読んでほしい。

寺西幹仁さんは、亡くなられました。
11月30日の事です。
死因は脳内出血、葬儀は遺族のみで鳥取で執り行われるそうです。

ネットにおける情報の伝播は、速いと考えております。
いずれ正式なアナウンスは何処からか出るはずですが、私が寺西さんの訃報を公開するのは、主に、その死因に関しての情報が錯綜しているからに他なりません。
寺西さんが亡くなられた原因は、自殺でも他殺でも事故でもなくて、天命であった、と。
私は関係者ではありませんので、事実関係の裏付けを証明する事は出来ませんが、
御遺族や故人と親交のあった方々の心中を、どうか、どうぞ、察していただいて、その死因について興味本意で取り扱う事だけは避けていただきたく存じます。
伏してお願い致します。


先日、寺西さんとお会いした時に、
詩学社の残務整理で憔悴しつつも、幾つかの提案に興味を示して下さった。
しかしながら、ことここにいたっては叶わぬ企画となり、個人的にも無念です。
(詩学社在庫関連のサルベージ等とは別の話、ですが)
その寺西さん、私よりも少し上ですが同世代ですので、筒井康隆などの話をしたら嬉しそうに懐かしい顔をなさって、盛り上がったり、ね。
やっと笑った彼の顔が、印象的でした。

御冥福をお祈り致します。


なお、
詩学社在庫販売は、来春辺りから細々と始める予定ですが、詩学社在庫の大半は未だ詩学社にある状態です。
御遺族の意向もあるでしょうし、その辺りは、今後どうなるか、また告知させていただきます。
もちろん、販売する方向になった場合、その売り上げは御遺族に送るつもりです。

黙祷。

(文責/ピクルス)




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