05/02 19:52

「変って恋と似てるって、」
或実

小さいころ、自分は特別だと思っていた!

えー、そんな子は当然、いじめをうけますね。

いじめによってさらに、私は悲劇のヒロインなんだと思ってました。

しかしまあ、だんだん身の程を知るようになり周りにうちとけはじめ、

自分は至極平々凡々であると思うようになりました。

そして思春期…、

私は、気付きます。

「あ、私変だ。」

そう私は決して平々凡々などではありませんでした。

さっき書いたとおり、私はヒロインやヒーローなどではやはりなく、ましてや特別などではありません。

だからといって、普通の人間であるなどと言語道断、勘違いも甚だしい。

で、ああ、私はきっと誰より劣った人間なんだ…
という劣等感を覚え、

劣等感を感じるのも、勘違い人間だからに違いない…

劣等感に次ぐ劣等感を得ました。

死にたい…

まあそんな理由で死ねるわけもなく、生きてたら時は過ぎ…

今に至り…

気付く。

「てか、回りの人間変じゃね!?」

そう!私は気付いた!
テレビの中のあの人やこの人、その人が見掛けた人、皆、変!

私はやはり変だった!
しかし人間は皆変だったのだ!!

うん。私、真理に一歩近づいた気がします。

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