* WHITE *

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1:白蘭
愛したキミへ。



不意に思い出したんだ。キミのこと……こーんなにも不甲斐ないボクを愛してくれて、愛させてくれたキミのことをさ。咄嗟に、前触れもなく脳裏をよぎったよ。どんなに歪み狂っても捻れても、それは全て愛だった。

尊くて、愛しくて、とてもだいすきで。

年月を重ねるごとに当時の記憶は薄れて、今思い出そうとしても曖昧になる部分が多くて悲しくなっちゃうね。ブランクがありすぎて舌もうまく回らないし、あれから七年?いや、そんなこともないのかなぁ。今も昔も数字にちょっと弱かったせいで大事な記念日を数え間違えるし、今思うとあの時のボクは浮かれすぎて、毎日が……不思議なくらいに色鮮やかだったよ。……ね、正チャン。

あの日あの時、ボクの心を奪ったキミへ。

青春と呼ぶには…んん、まぁ……少し年を重ねていたけれど、あの時の幸せはこの心臓に刻まれている一生物だと思ってるんだ。きっともうここを訪れることはないだろうし、もし何かの悪戯や偶然が重なってここを見る日があったとしたら、またそれも運命だ。

一方的に願わくば……幸せでありますように。頑張り屋さんで格好良くて可愛かったキミに、感謝を込めて。思い出の中のキミに、逢いに行くよ。なーんて、じゃあね。



2019/01/29 07:07


2:白蘭

 
忙殺されそうな日々の中で不意にまた、ここを思い出した。もう九年も前だなんて信じられないよ、なんて。本当に偶然の出会いと、あの頃がなかったらこの未来は存在していなかったんだろうね。

これから先も願わくば無病息災であるよう願ってる。歪みに歪んで曲がった愛を共有した、ただひとりのかつて愛した正チャンへ、ただ愛おしくて、好きで好きでたまらなくて、ケツが青いどころか白かった僕を愛してくれてアリガトね。当時やりとりした赤色のカバーで飾った日記を読み返したら、あまりにも恥ずかしい愛を囁きすぎて恥ずかしくなっちゃった。

限りある人生の中で、夢のなかから始まった貴重な時間を正チャンと過ごせたことが何よりの幸せだったよ。一方的に投げたボールは落下するだけだ。重力には逆らえない。ありがとう。元気な姿をもう一度みたいだなんて、馬鹿馬鹿しくて言えやしないけど、思う分には許してよ。感謝の気持ちをここに記す。最愛の正チャンへ、いい夢を。
2021/08/10 03:54


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