投稿日02/21 03:34

「音の葉」

よろこび
かなしみ
かんどう
せつなさ

それらのすべてを つたえることができたらいいのに、



あなたがうれしいと あたしはもっと
うれしい

あなたがかなしいと あたしはもっと
かなしい

あなたがせつないと あたしはもっと
もっとせつない





あなたをおもいうかべると
こころがふるえてしまう


あなたがいても いなくても

あたしはきっとふるえてしまう






あたしのなまえをよぶことで

あなたをわらわせることができたらいいのに、



「葉」「葉」「葉」と

わらわせることができたらいいのに







そうしたらこんな よるやあさにはさまれたときも
たいようにわりこまれたときも

すこしはねむりにつけるのに、






あなたがうれしいと あたしはもっと
うれしい

あなたがかなしいと あたしはもっと
かなしい

あなたがせつないと あたしはもっと
もっとせつない




(真夏のサンタクロースに捧ぐ)



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