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｢忘れ物をしよう｣
零
あなたには他の誰かがいる
あたしの知らない"誰か"
あなたはあたしを
妹みたいと言ったけれど
あたしはあなたのことを
こんなにも。
それでも駄目なんだろう
"誰か"には勝てないんだろう
わかっているから
あの言葉もその言葉も
この想いさえ
記憶に任せて消してしまうね
あなたと"誰か"の幸せが
永遠に続きますように、
そして
記憶に任せて消した物が
いつかは宝物になりますように。
さようなら、ありがとう
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