【NO.1984】
2016年12月10日14時21分
【題名】 さてさて
from
ひょろすこ!
Ashitaka翁の句を批評致しましょう。
つるし柿
電飾のごとく
染まりけり
一見味わいのある句のように見えますが、つるし柿が電飾のようだというのは、いかにも安易で陳腐・・・とまでは言いませんが、少し安直のような気がします。
次に、染まりけりと、けりをつけておりますが、ジジイのドヤ顏が眼に浮かぶぜ!・・・とは言いませんが、ニヤニヤしたしたり顔が浮かぶ気がします。
さらに、つるし柿なんて、渋柿のようなジーサンのくせによぉ!・・・とはもちろん思いませんが、チチャさんのお土産を思い出させて気にくわない・・・ということもなく、アレは美味しいのでまた戴きたいと思いますな。
要するに、これはクリスマス近くの光景なのでしょうね。都会でよく見る電飾で飾った家の様に、田舎の民家に吊るされた柿が色付いて冬を彩っているという素晴らしい一句ですね。
寒風に
大根のみな
縮こまり
さて、この句ですが、
大根のみな
という言葉なのですが、こういう日本語があるのでしょうか?不勉強で申し訳ないのですが、ちと意味が掴めませんでした。最後の『な』というのは強調なのでしょうか?
古語では、
な・・・そ
という使い方で否定を表します。
たとえば
な、お起こし給いそ
とは、起こさずになさいませ!と訳されるのでしょうが、それとも関係なさそうですし。
大根のみが
ではダメなのでしょうか?
これをお聞きしたいと思います。どーでしょう?
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