【NO.1128】
2012年10月26日00時19分
【題名】　日本の先達
from ひょろすこ！

以前、日本で最初のフォルクローレのグルーポ『ロス・コージャス』のことを書きました。

このロス・コージャスのチャランゴ奏者の福岡稔さんのことを書いてある文がありますのでご紹介します。

link:www.yo.rim.or.jp
山梨のグルーポ　モンターニャスさんのHPの記事です。

福岡さんは僕の大学の先輩です。これはお会いして判明した偶然のことだったのですが、福岡さんは母校にフォルクローレ好きの学生がいることをたいそう喜んでくださり、いろいろ支援してもくれました。

残念ながらボンクラの後輩は母校にフォルクローレの種を蒔くことは出来ませんでしたが、一回だけフォルクローレのコンサートを開くことが出来ました。

福岡さんは当時は日本で唯一のフォルクローレ楽器を輸入販売するお店『アンデスの家　ボリビア』を経営されてました。

お店と言っても当時は神奈川県松田町の山間部にある一般の民家でした。
余談ですが同町はロス・カルカスの宍戸誠君の出身地でありますが、福岡さんが同町でケーナ同好会を始めたことが宍戸君のお父さんのフォルクローレ好きに繋がり、結果的に誠君がカルカスに参加することとなった・・・のではないかなぁと勝手に推測しております。

福岡さんは、モンターニャスさんのHPの文にもありますとおり、物が売れればよいという考え方ではなく、フォルクローレ・ファンを育てたいという気持ちが強く、その人にあった楽器の勧め方をされてます。
当時、お店（・・・というかお宅ですね＾＾）にお伺いすると、ものすごく魅力的な奥さんが出迎えてくださり、手作りのパスタなどをご馳走してくださいました。

ちなみにこの福岡さんの奥様である真由美さんの実弟がルス・デル・アンデのリーダーであった木下尊淳さんです。
木下さんは福岡さんと真由美さんの影響でフォルクローレを好きになり（・・・だと思います＾＾；）、来日したチャランゴの神様エルネスト・カブールさんにその才能を見出されてボリビアに渡りました。
ボリビアではタカアツと発音するのが難しいのでタカタカと呼ばれていたそうですが、大変な人気で、カブールさんは『カブールさんはいいよな。タカタカと共演できて』などと言われたと笑いながら話をしていたそうです。（これホントな！福岡さんから直に聞いたんだもん！）

当時、大学の後輩とケーナを買いに福岡さんのお店に行き、たらふくご馳走を食べさせていただき、やれピッチが合わないからとケーナを削ってもらい、挙句の果てになにも買わずに帰ったのは良い思い出（・・・と言えるかな？ｗｗｗ）です。

このお店では僕もストラト君もチャランゴを買わせていただきましたけどね＾＾

以前、WEB上で別のフォルクローレ楽器輸入店についてちょっとしたコトがありましたが、その店がいかんせん利益至上主義、他の店のことを貶してでも自分の仕入れた楽器を高値で売ろうとする魂胆が、僕にはあからさまに見て取れたのでカチンときたことが原因でした。
少なくとも福岡さんのような良心的な考えでフォルクローレ・ファンを育ててきた方に対し、敬意はおろか誹謗するような態度は許せませんでした。

アナタが商売の相手としている方々の中の多くは福岡さんが作った土壌に育てられた人たちなのだぞ！

そう言いたい。

もし皆さんがフォルクローレの楽器を買いたいなぁとお考えになることがありましたら、ぜひ福岡さんのお店のHPを一度ご覧下さいませ＾＾

実はあの杉山楽器の杉山さんもボリビアに行かれる際に福岡さんにいろいろご相談されていたそうですよ＾＾

アンデスの家　ボリビア
link:www5.ocn.ne.jp

それから・・・
福岡さんの半生の記もお読みください。
link:www5.ocn.ne.jp

ちなみにアンデスの織物と染物を作っておられた真由美さんの作品集もどうぞ＾＾
link:www5.ocn.ne.jp

僕にとっては偉大な先輩です。

福岡さんから宿題を頂戴してるんです。でもまだ実現できていない・・・。

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