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By 信楽 燕
07-23 01:29
会えなかったら、また違う事になってたのかもしれないな。(今となっては恋人と他の関係になるなど考えられず、花火のどさくさに紛れて恋人の手に触れられればそれだけで満足していたが恋人の手に握られ膝の上に乗せられ、更に笑いかけられてしまえば夜空の花火に負けないくらい赤くなって恥ずかしがりながらも手を離そうとはせずに無理矢理花火に意識を向けようと)お、お…う……。その……また…来年も…。
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By 水島 環
07-23 00:58
俺も感謝してる。あの日、燕に会えたこと。(誘導した先に恋人が腰をおろしたのを見届けた後、隣に腰を下ろし、恋人の先の声に心から同感の声を返して横顔を見つめたなら打ち上がる花火の音に顔を夜空に咲く華やかな大輪の連発に注ぎ、きらきらと火花が散っていく景色に釘付けになった頃。そっと地面についた手に触れる指の感触に気づき、花火から手指に視線を落とせば控えめに触れる恋人の指先を反した掌で五指を絡める事ができたならば然りげ無くその手を左足を伸ばし、右足を折って座った己の腿の上に乗せやり恋人の手の平、靭やかな指の感触を重ねた手指で愛おしむように撫で隣に居る黒い瞳と目を合わせて笑いかけ、再び空の大輪へと顔を戻して)…花火の振動がここまで響いてくる。…綺麗だな。燕と観れて良かった…。
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By 信楽 燕
07-23 00:38
そう、か……ちょっとだけ、その昔からのに感謝してる。(恥ずかしさ故歯切れ悪くなるもその時二人だけに慣れたことを喜んでいた事をさりげなく言葉にし。上り切った先で恋人がハンカチを敷きそこに自分を誘導するさりげないエスコートに顔を赤くしながらも従い腰を下ろし。匂いに気付いた恋人と顔を上げた先で打ち上がり綺麗に咲く花火に目を見開き、その輝きに目を奪われているも不意に一つやりたい事が浮かべば隣をチラリと確認し。恋人がこちらの様子に気付かず、尚且つ手が床についていたならばその手にそっと手を近付け夜闇に紛れて指先だけでも握ろうと試みて)…相変わらず、キザ。そういう事スマートにやりやがって。ん……お、おお…花火…今年初だな。
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By 水島 環
07-23 00:19
玲は友達見かけるとすぐどこかに消えるんだよ。それは昔から……だからあの日も俺一人に。お陰で燕と会えて、美味いたこ焼きの味も知れたんだけどな。(去年の今頃を懐かしみ、当時一緒に来ていた弟の話をするも詰まるところ実は似た者同士であり、故に一人になっても不安に駆られず呑気に先輩であった恋人とたこ焼きを食べ神輿を眺めていた始末。防波堤に向かう前に飲み物を購入し、勢い良く防波堤の上に乗ると手にしていた巾着の中からハンカチを取り出して床に広げ、恋人の腰に軽く触れる事で腰掛けるよう導いて反応を窺って。遠くから微かに汐の香りに混ざった火薬が煙る匂いが鼻孔を掠めると愈々、花火が夜空に次々と打ち上がり始め)燕、そこに座んな。もうそろそろか…、火薬の匂い?……お。始まった。
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By 信楽 燕
07-22 23:51
そりゃ、それなりに前だし懐かしいのは当たり前だろ。あの時は確か…環は弟さんと来てたよな。その時は弟さんには会えなかったけど。(去年の思い出を口にされればぶっきらぼうに返すもあの時の思い出は自分にとっても大事で大切なもので。触れる肩が少しでも離れれば自分から寄って肩を付け離れる事を拒むように動き。近くの出店で飲み物を購入すれば後は大丈夫と首を振り共に防波堤に上れば周りをさりげなく見渡し他に何人居るか確認しようと)ん、飲み物があれば大丈夫だ。…防波堤、環落ちるなよ。
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By 水島 環
07-22 23:33
燕とこうなる前…確かこの辺りで一緒にたこ焼き食べたよな。妙に懐かしい気分だ…。(色彩豊かな出店の提灯の灯りに行き先を照らされ、ふと思い出すのは一年程前の思い出。偶然恋人と出会い、海に向かって進んでいく神輿を眺めながら出来たての美味いたこ焼きを食べさせて貰った擽ったくなるような記憶の欠片を拾い集め、手を繋げない代わりに肩を恋人に触れさせながら防波堤に向かって歩き。向けられる声に隣に振り向き応えては反対がなければ最寄りの出店で良く冷えた飲み物を二つ購入し夜空に浮かび上がる花火を眺めに防波堤に足を掛けて上ろうか)腹は満たしてきたけど、そうだな…飲み物でも買って行くか。他に欲しいものがあったらついでに買って行こ。
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By 信楽 燕
07-22 23:20
っ…お、おう………捕まった。(軽くでも恋人との距離が近くなれば急に嬉しさと恥ずかしさが込み上げてきて。それでも嬉しさの方が勝り少しばかり素直に言葉を返し。解放されて恥ずかしさは無くなるも今度は寂しさが出てきつつ防波堤に共に向かい)…だな。環もお疲れ様。ああ、防波堤でいい、…何か食べ物とかいるか?
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