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By 風花 P001

05-17 00:09
神様がいたら何をお願いする?


ちっさな幸せ?


それともおっきな幸せ?


神様がいたらほんとに欲しがってるものわかってくれるでしょうか?



大切な気持ちを言葉じゃなくて伝える方法なんてあるのかな?


複雑なたくさんの気持ちは


言葉だけじゃうまく伝わる事ができないから



欲しい物はたくさんはないけど


何を欲しがってるのかなって考えて


結局わからなくなって



アスファルトの続く道を歩き続けた先に


神様はいますか?



それともただの行き止まり?



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いつか、星が流れて
By 茂 pc

03-14 03:29

ゆるやかに弧を描き

流れ星が、空をなぞった

孤独で仕切られ僕らに

天は、何を描きたかったのか?


絶え間なく、ため息をつき

嘘と真実あいだ、行きかって

遠く遠く、飛び去った星を

いつまで、待てばいいのか?


街角は、オレンジに彩られた

けれど、指先の棘は痛む

この汚れた地上で

くしゃくしゃの新聞紙を

踏みつけにして

あてになどならない

真実を信じて

ひとり、子守唄を歌う

美しく成り立つ世界

星は、燦然ときらめき

やがて、曙光が覆う


いつか、星が流れて

この地上を去るときまで

いつまでも、いつまでも

美しい世界、愛する世界

どこかに、かけがえなく存在する

この世界のために、祈ろう

苦しみさえもが、なつかしく

憎しみさえもが、いとおしく

愛するために、祈ろう

心は、遠く成層圏を飛び

化合で生まれた、この地上に

すべての幸せが覆いますように

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豆のスープが待つ食卓
By 茂 pc

03-11 04:20

なにか、料理がしたい

本を一冊買った

豆と、スープの本

金時豆、キドニービーンズ

ガルバンソ、レンズ豆

そして、大福豆

写真を見ているだけで

なんか、幸せ


いんげんと野菜の煮込み

ふっくらとした

白い、いんげん豆

ズッキーニと、メキャベツの緑

涼しげなスープ、夏のスープ?

レンズ豆のつぶつぶサラダ

サラダメニューも、とりそろえて…

写真だけで、お腹がいっぱい?


熱い季節

寂しい食卓に

洗いたてのクロスをかけて

さて、あなたを招こうかな

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ジャムパンの袋
By 茂 pc

03-08 09:41

夕日の沈むころ

小さな夢が、はじけた

ささやかに、かけてきた

ありきたりな人生

石ころといっしょ

おれは、どっちを向いている?


ラストオーダーのころ

積もった愛が、はじけた

行きどころのない

おれの心

ギターが叫ぶ

裏切ったのは、どっちだ?


人をうしない、絆をうしない

社会をうしない、希望をうしなう

容赦のない波が、打ち付ける


ヘッドライトがきらめいて

信じた友が、はじけた

空気のような

ダイヤモンドのような

ごみだめのような友情

笑っているのは、誰だ?


日の出は、遠い

薄いおれが、はじけた

ジャムパンの袋

風が、もてあそぶ

踏みつけられ

誰が、振り返るのか?


永遠に変わらないもの

どこにある?

裏切らないもの

どこにある?

波が、もてあそぶ


人をうしない、愛をうしない

星をうしない、空をうしない

おれは、どこへ行くんだ?

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抱きしめたくて
By 茂 pc

03-05 05:04

「信じられない」

きみは、いきなり立ち上がった

後姿…ミュールの腰つき

「それでも信じたい…」

飲みかけのジンジャーエール

氷が、溶ける音がした

ぼくの言葉、置いてけぼり


きみの心を、抱きすくめて

縛り付けておきたい

怒ることないだろう

伝票つかんで、後を追った


ボロ車を駆って、潮風の中

助手席には、不機嫌な顔

退屈なのかい?

海を見たいって言った癖に

怒ることないだろう

なにも、あんなやつの車に

乗らなくったって


きみの心を、抱きすくめて

縛り付けておきたい

愛は、気まぐれ

雲よりも、たよりにならない


深夜のゲームセンター探して

夢が、落ちているかい?

ぼくの全財産はたいて

買い取ってあげるから

楽園は、きっとどこかにある

夢と絶望、天秤にかけて

賭けようじゃないか


きみの心を、抱きすくめて

縛り付けておきたい

未来のバランス

神さまは、どっちの味方だい?


ベッドの隣、寝顔のきみ

憎めない天使の笑顔

ひとときの楽園

心のビタミン、たっぷりと

ゆっくりと、おやすみ

きみの絶望と、いつでも闘うよ

明日は、きっと希望がまさる


きみの心を、抱きすくめて

縛り付けておきたい

気まぐれ、不安は忍び込む

愛ほどには、じっとしていないから

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親子
By 名無しのクローバー pc

03-04 22:38
了という終わりに一を加え

神は始まりを創りました

それを我々は【子】と呼んだ


立つ木をただ見守る事で

神は終わりを教えました

それを我々は【親】と呼んだ


終わりが始まりを産み

始まりが終わりに成る

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