置き詩専用Bbs
2627
HPに戻る
投稿する
投稿する
[*前] [次#]
線香花火
By 真幸 W51SA
03-04 22:18
命短し
この花火
小さな輝き
貴方の為に
あっと言う間
の
貴方との時間
大切にしよう
二度と戻らない
この時を
いつの日か
優しい涙が
頬流れるように
線香花火
貴方と
出逢えてよかった
貴方だから
僕は輝けた
暗闇に
優しい貴方の笑顔
伝えたい言葉は
『ありがとう』
小さな光
だったかもしれない
だけど、
貴方に
届いてよかった
そして
貴方で
よかった
[編集]
光のなかで
By 茂 pc
03-02 03:22
濡れたシーツのなかで
寝返りを繰りかえした
恍惚と、夢幻のしらべ
影はいつまでも
つきまとう
惹かれることの力強さ
熱さのなかで、一枚を脱いだ
孤独の重圧が、堰を切る
表面の自分が
いらだち、悲しむ
虚構のなかでは、耐えられない
見つめてほしいのは
こんな自分じゃない
寂しさのなかで、一枚を脱いだ
泣きわめく
駄々っ子のように
忘れてほしくない
猜疑と、嫉妬
自分を責め、人を苦しめる
気づかれない
苦しみのなかに、一枚を脱いだ
最後の一枚
光の中にいる
素直でやさしい、素肌の自分
見つめなおす、新しい自分
目の前にありながら、忘れていた
勇気を出して、直視する
信じること
立ち上がる自分を受け入れること
光の反映から、わきあがる未来が
待っている
[編集]
卒業生の気付き
By 名無しのクローバー pc
02-25 21:57
たかが人生の最初の方で
卒業などと言われても
訳など分かる筈もない
希望や不安の衣を纏わされ
背中を押されただけだった
あれから十二支が手を繋ぎ
仲良く一周回った頃
部屋の隅で埃をかぶった
写真の入った本を手に取る
もう会う事が出来ない友人
まだ痩せている飲み仲間
所在も分からない片思いの人
口なき写真が言葉を贈る
気付いていたが蔑ろだった
大切な日々の戻らぬ事を
空いた心に沁み込み広がる
くすぐったくて切なくて
悔しいながらも愛しくて
過去に圧倒されないように
目を閉じるように本を閉じた時
本当の卒業を知って行く
[編集]
ジャムパンの袋
By 茂 pc
02-25 02:34
夕日の沈むころ
小さな夢が、はじけた
ささやかに、かけてきた
ありきたりな人生
石ころといっしょ
おれは、どっちを向いている?
ラストオーダーのころ
積もった愛が、はじけた
行きどころのない
おれの心
ギターが叫ぶ
裏切ったのは、どっちだ?
人をうしない、絆をうしない
社会をうしない、希望をうしなう
容赦のない波が、打ち付ける
ヘッドライトがきらめいて
信じた友が、はじけた
空気のような
ダイヤモンドのような
ごみだめのような友情
笑っているのは、誰だ?
日の出は、遠い
薄いおれが、はじけた
ジャムパンの袋
風が、もてあそぶ
踏みつけられ
誰が、振り返るのか?
永遠に変わらないもの
どこにある?
裏切らないもの
どこにある?
波が、もてあそぶ
人をうしない、愛をうしない
星をうしない、空をうしない
おれは、どこへ行くんだ?
[編集]
ME.
By FUU W54S
02-22 12:57
行き詰まると
進みたくなる
道が開けると
止まりたくなる
なんて天の邪鬼
でもこれがあたし
もっと大人になりたい
誰かの言葉、行動に
惑わされない
大人になりたい…
[編集]
青い風
By 茂 pc
02-17 17:08
逃れてきたのかい?
思いつめた顔して
雑踏が、息苦しかったの?
つらい思い出、心の傷
しかめた顔から、涙も出ない
白いワンピースが
緑に、映えている
青い風が、こずえを渡り
きみの胸に届く
寂しさは、風に吹かれて
答えなど、見つからなくても
小鳥たちが歌を
花たちが色彩を
心へ届ける
木漏れ日が、きみをつかまえた
笑顔を、はじめて見せたね
きみ自身を信じて
内なる声に、耳を澄ましなよ
青い風が、岸辺を渡り
水面(みなも)が、波立った
寂しさは、風に吹かれて
笑いころげて、寝ころんで
歪んでなんかいない
洋服を脱いで
湖面に、映してごらん
月が、きみを照らす
つま先を、水に付けて
「冷たいね」って
水面の鏡が、心を写すんだ
青い風が、月と語りあう
変わらぬやさしさ
寂しさは、風に吹かれて
傷ついた心を癒して
月光は、冴えわたり
森は、静けさに眠った
青い光に包まれて
おやすみなさい
きみに、自然が宿る
あしたは
きっと、きみしだい
青い風が、こずえを渡り
きみの胸に届く
寂しさは、風に吹かれて
答えなど、見つからなくても
[編集]
[*前] [次#]
投稿する
P[ 6/13 ]
[戻る]