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背負う
 狩心


俺の守護霊は死神だだだから俺の死はコントロールされている 俺は死んだ兄貴の精霊を背負ったぁぁぁ宝なんだ 幼なじみのあいつの早死にも 道端で死んだあの犬っころも 羽が折れた小雀を布団の中に入れて毎日見守ったあの思い出も 朝が来れば死んだあの小雀がチュンチュン鳴いて俺を起こす

俺の肩につかまれ 俺の背中に憑依するがいい 街を歩けばビルの谷間から 熱したアスファルトの隙間から 手垢だらけの硬貨から 美しい山河へ向かえば 石たちのざわめきから 木々の祈りから 赤土の濁流から 

憑依しろ俺に憑依しろ 俺の体は百億バクテリア消化器官 一兆バビロニア光年 数限り無いアンドロメダ星雲の遥かさらに先 まだ見ぬ惑星の触手生物ガビロニダ その進化系の魂ヒメジリオンサイコポエジー 非物質生命体ライオネルライン 

錯乱した愚鈍人形たち みんなみんな集まれ 現在に集まれ それも一点の豆粒 しかも地球! 始まりと終わり 因果法則を信仰するマザタニタよ 胸に搭載している無限のスタートメニューを破壊せよ 待つな 己から突き進め ボタン式人生の焼却! 全力疾走の繰り返し 最大の運動で酸欠状態を手に入れろ 内臓を全て吐き出せ 逆噴射! 紙切れ一枚になった愚鈍人形 死亡推定時刻「現在」しかしそれがまさに黄金!

テレビの心霊番組! 霊が数匹出現しただけで騒ぎ立てるな野次馬 しっかりと目を見開けば 部屋中に霊たちが這い回っているではないか 布団の中 お前の足を引っ張る 枕の横 お前の耳元にささやく 天井 お前の重力を無視した逆さ状態 ドアの前 お前の道を塞ぐ 蛇口から流れる水の中 お前の体内へ入り込んでくる 洗面所の鏡の中 お前自身 そして あなたの背中! 家の外へ出れば画面一杯 そこらじゅうにいるではないか 階段に座る被爆者 電信柱にぶら下がる自殺者 路上で縄跳びをする少女 そこに激突するトラックの悲痛な重低音 体中を掻き毟り泣き叫ぶ病人 死別した夫婦の魂 片足を無くした孤児たちの祈り 目の前に広がる草花の親の親のまたさらに親 重なり合う祖先 動かざる物すべて 全物質 美しき純生命体 霊魂 脱却アンソロジー魑魅魍魎 ストレートアッパー 叩き合った友情 私たちの愛情 怒涛の1500メートル級大津波が常に私たちの上空を往来している 地球全体が満潮! 息を吸う事すら出来やしない! 
(((( この素晴らしき現代の風景に 過去の残像がひしめいているではないか ))))
みんなみんな俺の肩につかまれ 俺の背中に憑依するがいい 俺にできる事はないか 俺の体を使え 俺の魂を震え上がらせろ 蠢いている我々の呼吸は爆発 我々は魂を食らう 広大な宇宙 そして あなた達の叫びを忘れない! どんどん来い どんどん来い 背負ってやる 全ての時代 全ての魂 背負ってやる 俺の元に来い 俺を押し潰せ 俺を殺せ 俺を涙の中に沈めろ 

直情直帰 水死体が水面に浮かぶ 赤道直下 遠心力で吹っ飛ばされて 宇宙の闇を飛行 切り裂いていく闇と切り裂かれる己 時間軸を折り曲げて 今や俺はアウストラロピテクス 地球の中心「核」を優しく包み込むマントル 体積のない「点」という存在 さぁ宇宙の外側へ 法則が死んだその世界で もっともっと多くのものを背負いに行く 精神体Zの軌道




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お馬さん!手に入れました
 狩心


本当に美味しい朝食 最高! サイコにさせる。 
2階の窓からアスファルトへ ダイブ!
足が折れた いちゃい。

パッカ。パッカ。

お馬さんごっこ 突き進むぜ おれ
いつの間にか 君はお姫様で おれに跨って「 行け〜 ☆ 」などと叫ぶ
「 お姫様、行き先を言って頂かないと・・・
「 この焼肉野郎! なに言ってんの。 行き先なんてないわ。
「 これは、あなたに与えられた 無限 地獄 快楽よ! きゃふん ☆

アスファルトの温度は急上昇して
まさかここはフライパンの上か?
まさかおれは料理の具材で 誰かに食べられてしまうのか?

ぱひーん。ぱひーん。
ぷすーぷすー 怒りに任せて ひたすら屁をこく ぷすーぷすー 
速度は上がる 風になる おれ

近所のおばさんは、見てはいけないものを見てしまったという顔をしている。
傍にいる息子に向かって「リアルとは何かについて」説教をし始めた。

お姫様の赤い糸が おれの首を絞める
ひらりひらり スケスケのスカート 透き通るように白い美脚  
息子の目はここに釘付けだ 母親の話なんか聞いちゃいない・・・
身も心も全て 透かされていく ほうら お前もスケスケだ
お前が馬になれ少年よ おれは風だ お前が馬だ お前の尻を鞭で叩いてやる
おれはSなのかMなのか 意味が分からない よし3人でメリーゴーランドだ
手をつなげ! 回転だ! 体が浮いたぞ! ヘリコプターかもしれない!

2階にある少年の部屋に着陸
われわれの世界に1階の玄関は必要ない さぁ叫べ馬 「ぷひーん」
そうか言葉もしゃべれなくなったか少年よ
もう お前は走るしか脳がない お前の脳味噌は 太ももの焼肉で一杯だ
お前の脳味噌は 膝の下まで滑り落ちて来ていて 早く地面を鷲掴みにしたいと願う

お前は「お前のリアル」を手に入れる為に走れ

2階の窓からアスファルトへ ダイブ!
足が折れた いちゃい。

パッカ。パッカ。

お馬さんごっこ 突き進むぜ おれ
いつの間にか増えたお姫様たちは おれを取り囲んで「 行くなー! 」と叫ぶ
「 お姫様、理由を言って頂かないと・・・
「 この刺身野郎! なに言ってんの。 理由なんてないわ。
「 これは、あなたに与えられた 無限 地獄 快楽よ! きゃふん ☆

駄目だ・・・ 「 きゃふん ☆ 」 には勝てない
おれは風になれない おれは馬刺しだ・・・
無垢なお姫様たちは出刃包丁を振り回しながら近所を走り回る
近所の人々は関わらない方が身の為だと口を揃えて 2階の窓から様子をうかがう 
出刃包丁! おれの青空は切り刻まれ シュレッダーされた書類のように落ちてくる
おれの世界は崩壊する

少年よ あとはお前に任せた お前はもう一人のおれだ
お前は おれと姫の痴態を見てはならない! 目を抉り取ってやる!
泣き叫ぶ少年 「ぎゃひーん」 人間らしい叫びだ
お前のポッカリと空いた2つの銃口に
おれのコロンとした大事な丸い弾丸を2つ装填する
銃口から伸びている縮れた毛が お前の天然パーマとよくマッチしている
これからは お前がファッションリーダーになれ 

お前の顔を見た者は、見てはいけないものを見てしまったという顔をするだろう

お前は リアルになる前のリアルだ
お前は リアルになる前のリアルだ
お前は リアルになる前のリアルだ
お前は リアルになる前のリアルだ
お前は リアルになる前のリアルだ
お前は リアルになる前のリアルだ
お前は リアルになる前のリアルだ
お前は リアルになる前のリアルだ
お前は リアルになる前のリアルだ
お前は リアルになる前のリアルだ




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シリアスはまぶたを果実のように腫れ上がらせる(かたちなんて欲しがってもろくなことはない)
 ホロウ




ひとつくらいなら
俺の眼球くり抜いていいから
そこから俺の真意を覗いてみなよ
俺にはいまひとつ上手く話せるだけの才が欠けてるみたいだし
お望みだったら
ルーペも用意してあげるから―冗談だって思ってるんだろう、まずまず本気さ、きっと

俺の重ねてきた言葉はぜんぶ間違っていたんだろう

おまえはケーキを切り損ねたペティーナイフを
これでだって人は殺せるんだというふうに構えて座っている
甘いホイップにどっぷりと漬かれるはずだった刃先は
サビの臭いと粘度の予感に仕方なく光を跳ねている
俺はコーヒーを飲み干して顔を差し出す、ひとつくらいならくり抜いていいから

こんな馬鹿みたいなセリフ、十二歳までさかのぼったって見つけ出せやしない

おまえは狼狽して
大きな目玉をぐるぐると回す、指先に力がこもりすぎて、磁場の狂った場所で泣き出すコンパスのように刃先がふるえる、そんな風になって欲しくなかった―何かを決意してそれを手にしたのだから―俺は、えさをねだる猫のように鼻を突き出しながら、震えるその刃先に眼球を突きつけていく、おまえは小さな悲鳴を上げてあとずさる、そのとき刃先は俺のまぶたをかすめる

鏡を見なくても判る
そんなときに瞳を濡らすのは血以外のなにものでもない…俺はテーブルにかかった真っ白なクロスを汚す自分の血を見ていた、なあ、おまえ、U2は趣味じゃなかったっけ…どのみち今日はウィーク・デイだしな
おまえは蚊の鳴くような声で詫びながらティッシュ・ペーパーを差し出す…投げ出されたペティーナイフがカーペットの上でしょげている
俺は礼を言って―すぐに重くなるティッシュに痛くないほうの眼を見開く
たくさん切れているのか、と俺は尋ねる、おまえは小さく首を横に振る
そんなにたいしたことない
と言う

考えてみりゃ、まぶたを切ったことなんて今まで無かった
たくさん血が流れるかどうかなんて判るはずも無い―俺は、おまえのCDのコレクションをあさる
マイ
ブラディ
ヴァレンタイン

一番売れたやつが出てくる、俺はばか笑いしながらそれを差し出す、おまえは受け取って暗い顔になる―そんな顔をするべきではなかった
おまえは覚悟してそれを手に取ったのだろうから

おまえは小さな救急箱を取り出して
消毒液と塗り薬と
ガーゼと包帯の用意をする、吹きつけ式のオキシドールは
ナイフの刃よりもずっと利いた
ヴァレンタインは机の上にほっとかれた、そう、いまはもうナインティーズじゃない

手当てをされているうちに俺は眠った
包帯は不器用に温かく
おかしな話だが
子供のころを思い出した
そんなところに怪我をしたことなんてないのだが

おまえが泣いているようだったので目は開けなかった

朝が来ると俺のまぶたは
三倍にも膨れ上がり
懸命に巻かれた包帯は下手なターバンのようにずり落ちていた
おまえは仕事先に電話して
今日は休む、と告げ
俺を引きずり出して車に乗せた

医者は詳しいことは聞かなかった、誰だって面倒には関わりたくないものだ
治るまで入浴は控えるように、と、彼は言った
俺たちは頭を下げて病室を出た

帰りの車の中で
治るまでの世話を頼むと
おまえは信号を二度間違えた
病院からの帰り道から
病院に戻る事になるのではないかと
助手席で俺はハラハラしていた

何かを期待するとか
何かを確かめ合うとか
まぼろしみたいなものを追うなら
確かな感触を気にしすぎちゃいけない
答えが出ることが
素晴らしい事だと考えるのは愚かしいのさ

窓の外は雨だが
それは天気予報の通りに降ったりはしない
濡れる事をなんとも思わなければ
太陽のない目覚めにうんざりする事もない
アクセルを踏めよ


まぶたは二度と腫れることはないぜ





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断片
 サヨナラ
 
 
栞を挟んで
深い森

たおやかに
転がる死体


記号であればある程
それは遠いところにある
亡骸に群がる小虫
物語を燃やせ
虹の生まれた街
赤ん坊の腹の中に無色界
誰が予言するだろう
君の処女を誰が奪うか
五本の指から流れ落ちる
花束の数々


骨の裏の骨に能書を垂れて
りっぱな死に方でしたと
誰かが言う
鼻持ちならない詩を書いて
言わせておけと
誰かが言う
出もしない涙の行いが
涙だと知る

沈黙とは
小さく語りかけること


あなたどうか死なないで
妻よどうかしあわせに
どうかあの人をたすけて
たすけてだれかあの人をどうか


水を吸った筆
ミレイ
枝を吸った筆
シーレ
世界を語れ
ヴォイニッチ
畳み掛けるような悪意に
必要でないものまで巻き添えにして
挫けそうになる
たちまち
それは
永遠だった

そんなに
かなしいかおしないで
きみだって
やさしくいきたい

時折
万華鏡の中に
砕け落ちた愛
だきしめて
海に
沈みたかったよ
 
 
 




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変わりなく映る日々の谷間から
 丘 光平

  変わりなく映る日々の谷間から
 わたしらを捉えてはなさない風の不協和音が
治りかけた傷口から そっと忍び込む熱病のように
わけもなく結びあわせた手をより頑なにさせるのだろう
なにひとつ定かなものを持ち寄ったことのない手を、しかし
わたしらという手は 開かれた手としてあったのだ、 
 母を見失うことを予感しているこどもらが
噴水のように見開いた不安の水しぶきを浴びるように、そして
その水しぶきが 頑なに閉じようとする彼のちいさな手を
 朝露にぬれる花々のように震えながら開かせるのだ、 
  いつでも母に摘みとられているように―



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ある港によれば
 腰越広茂

海鳥は
淋しくないて いますよと
波間のふねを
そよ風が
帰っていって 透きとおり
なき声ひくく羽ばたいて

夕べの斜陽が今朝方に
燃え映ってしゃらしゃらと
しろがねいろのさざなみを
しずまりながら 昇りつつ
そらへかたむきつらぬいて

わんきょくされた呼吸音
 まちびとの
おもかげゆぅらりあおぎいる
 水平線に限られて

浜のろうじんうた歌い
波にかくれた貝のブレスが
白い素足にふまれて閉じる


※(ふりがな)海鳥(うみどり)、淋(さみ)しく


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brighter
 木立 悟




見失う
三行の言葉
見失う


午後の光に
のばされる腕
花を
摘みとることなく摘みとる手


灯の上の灯の道
水の上にしかない陽とともに
水のたどりつくところ


光が 岩を打ち寄せる
砂と小さな手を結ぶ金
光が岩を打ち寄せる


渦と原
はがれおちながら
描くかけら
一つ眼の空


ひとふさの
水玉の風
この子には無い
皆からもらう


笑み 笑み みどり
手のひらになり 羽になり
手のひらの上消え去るもの
笑み 笑み
みどり


雨の音 虹の音
窓から窓へ
傷ある足の
はばたきと行方


やさしくはない
ただやわらかく
きんいろ
踏みしめる
きんいろ


ふたたび失くし
ふたたび浴びる
重なりの声 業の羽
まぶしさのなか見失い
失われ 失われ よみがえる
失われ 失われ 降りそそぐ















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自然発火現象
 狩心


感情の正しさは、事実の正しさと必ずしも一致しない。
しかし私たちは、それでもなお、感情のリンプンを撒き散らす真夜中の蝶なのです。
嘘偽りのない、素直な放火なんです。
しかしそれを災害と見なしたあなたは、まるで伝染病を合理的に排除するかのように、
精神的な隔離政策を行ったミトコンドリアです。
私とあなたは永遠に平行線のまま、おっぱい丸出しで朽ち果てていくのか。
(体内を駆け巡る微生物達が笑っているぞ)
(自分達の事を他人事のように扱うなんて)
私達は現実を作り出せる ・ 現実を超越した存在 ・ 私達は現実の奴隷ではない
間違いを犯してもいい、臆病になるな。

実際に経験する事がはらりと崩れ落ち、
現実は実態の見えない情報で作られる。主義!
PAZ PAZ 配列変換 APZ AW 耳くそ Y 軸上 だね!
この当事者なき被害者の群れは、
情報化社会の境界線と境界線の歪みによって生まれ境界線、
境界線 歪んで なおも境界線 そんなこんなで 境界線生まれの個性で不感症
電子速度πr2乗で個人が押し潰されていくという、
矛盾した個人主義を打ち立てていきます。
そこで、リズミカルな人々が次のような台詞を吐くのです。
「わたしはわたし」
背骨から生えた触手が体を包み込み、一定の形に硬直し、さなぎのように眠り始める。
大地に根を生やした一粒の種子が、食虫植物になるという事実。
「わたしはわたし、あなたはあなた」
という言葉を今すぐ捨てなさい。

ジェットコースターが今日も走ります。
体は固定されて、乗客たちは自ら動く事はせず、
受動的に恐怖と快楽の電子信号を授かり、体中にビリリと走らせるのです。
脳神経がやられ、生殖器には火がつきます。
セックスレスが蔓延し始めて、私たちはマシーンです。
機械化された蝶たちの怒りが集合し、合体したのがモスラです。
「モスラ 対 ゴジラ」という怪獣映画がありましたが、
それでは、ゴジラは何でしょうか。
ゴジラはあなたの心の壁であり、死の恐怖そのものであり、
傷付きたくないという打たれ弱い自己愛なのです。

ゴジラは、核の放射性物質によって生まれた突然変異です。
ゴジラの過保護が進むにつれ、次第に未来(SF)としてのリアリティを失っていき、
宇宙の大企業からの刺客であるスペースゴジラとメカゴジラが登場した事によって、
ゴジラはむしろ地球平和を守るという錯覚が生まれ、
子供たちのヒーローとして描かれるようになりました。
しかし世界大戦の落とし子であるゴジラは、よく見ると、
近代兵器を体中に身にまとっていて、もはや今ではメカゴジラと大差ありません。
スペースゴジラは誰にも気付かれず、知らぬ間に自殺しました。
少年は大志を抱きません。
恋の仕方がわかりません。
やさしさってなんですか。
愛をくださーい、愛をくださーい、しくしく。。
そんな社会の被害者たちが、今度は加害者になろうとしています。
人と人の温度を冷やしていく「わたしはわたし、あなたはあなた」
という言葉を今すぐ捨てなさい。

他者のせいにするあなたは、あなた自身に負けました。
思春期の子供たちの精神不安定により発生する、自然発火現象。
今から敗北宣言します。
コンティニューボタンを押してください。
・・・・・・・・・9
・・・・・・・・8
・・・・・・・7
・・・・・・6
・・・・・5
・・・・4
・・・3
・・2
・1

主人公は死にました。
作られた主人公は死にました。
今から新しく主体的な主人公を作成してください。




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