エターナルゾーン日記板


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[22] By TUINDAYO
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レインは背負った薪を見下ろした。

「うん」

満足そうに頷く。

「これくらい集めればいいかな」

思ったより時間が経っていた。

木々の隙間から差し込む光も弱くなっている。

レインは空を見上げた。

「薄暗くなってきたなぁ」

薪を背負い直す。

「早く帰ろー」

その時だった。

ガッ。

レインの足が止まる。

ガッ。

また聞こえる。

ガッ。

規則的な音。

「?」

レインは耳を澄ませた。

風じゃない。

動物でもない。

「今度は何の音……」

そっと音の方へ近付く。

茂みをかき分ける。

そして。

「え?」

思わず声が漏れた。

少し先の開けた場所。

そこにいたのは。

ゴブリンだった。

小さな体には不釣り合いな、大きな斧を両手で握っている。

だが戦っているわけではない。

木を切っていた。

「ご、ゴブリンが木を切ってる……?」

レインは目をぱちぱちさせた。

ゴブリンは鼻歌まで歌っている。

「〜♪」

ガッ。

「〜〜♪」

ガッ。

大きな斧が木へ食い込む。

レインは少し青ざめた。

「あんなの振り回されたらたまらないや……」

慎重に後退する。

こそこそ。

こそこそ。

見つからないように。

静かに。

その時。

グッ。

足元の根に引っかかった。

「あ」

嫌な予感。

次の瞬間。

「わ、わわわぁっ!!」

派手に転んだ。

薪が飛び散る。

ドサドサドサッ。

「いてて……」

レインは顔を上げた。

そして固まる。

木こりゴブリンも固まっていた。

「……」

「……」

沈黙。

数秒。

やがて。

木こりゴブリンの目が見開かれる。

「!!」

レインの顔も引きつる。

「あ……」

次の瞬間。

木こりゴブリンは全力で逃げ出した。

タタタタタタタッ!!

「はやっ!?」

レインは思わず叫ぶ。

ものすごい速度だった。

あっという間に木々の向こうへ消える。

「な、なんだったんだ……」

そう思った瞬間。

ガサッ!!

背後の茂みが揺れた。

レインが振り返る。

そこには。

さっきの木こりゴブリン。

そして。

斧を構えている。

「ーー!!」

バッ!

レインの顔から血の気が引いた。

「う、うわぁぁぁ!!」



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[返信] [編集]2019 03-05 23:47 [pc]

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