性医学博士お墨付き
電マフェアリーミニミニ用アタッチメント

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[10] By 侍マーケット 2008/10/10/30

>>9
さて、ロシアの軍事介入ですが、オーストリアと同じく、ロシアも軍隊の全面動員の計画を持っており、部分的な動員による軍事介入をしたのでは、その途中に計画された全面動員をした場合に致命的な遅れが生じるとして、数個師団による軍事介入については最後まで反対でした(結局全面動員となります)。
なぜ各国が軍隊全部の動員にこだわったのかというと、ドイツのシュリーフェンプランが仏露に漏れており、このシュリーフェンプランを破るために、即ちドイツにフランス・ロシアを各個撃破させる機会を与えないために、迅速に東西からドイツを挟撃するためでした。軍を動員し、フランスを倒してしかる後にロシアと戦う、というシュリーフェンプランに対して、仏露両国とも軍を総動員して応じる、という軍事計画を持っていたのです(記憶があやふやですが、フランスの軍事計画はプラン17だったかな?ロシアのは完全に忘れました)。
ちなみに、シュリーフェンプランが他国に漏れていることをドイツは把握しており、モルトケによって手直しされ、フランスがシュリーフェンプランを打破するためにとる作戦(これもドイツは知っていた。この作戦は、薄く配備されたドイツ軍左翼および中央に兵力を集中して包囲される前に打ち破るというもの)に対応して、左翼と中央には原案よりも厚く兵力が配置されました。ただ、このために包囲行動する右翼からは兵力が引き抜かれ、原案よりも小さな包囲網になってしまいます。のちには、これはモルトケの最大の失敗ともいわれたようですが…。

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