エターナルゾーン個人日記板


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[48] By TUINDAYO
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キース
「奴はまだ見つからないのか!?」



「キース様..

この町は強固な壁に囲まれておりますゆえ、何人たりとも逃げることはできませぬ

見つけるのは時間の問題かと」



キース
「ふんっ!ならさっさとしろ!

欲しいものはすぐにでも手に入れたいんだよ..僕は!

おい、ピエトロ!お前ならすぐに見つけられるだろ

なぜ行かない?」



ピエトロ
「私の仕事はキース様のお世話です

お側に居ることがいま私のすべき事」



キース
「ちっ

使えないジジイだぜ

まあいい..僕はこれから【地下】へ行く

何かあればすぐに知らせろ!

いいな」



ピエトロ
「..かしこまりました」



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リッカ
「ついたわ

ここがラプトの市街地よ」



レイン
「市街地..って

なんか..逆じゃない?」



ルーデル
「随分と小さいですね..

こちらも村の一つと言うこと..でしょうか」



リッカ
「正確にはどっちもラプトの町よ

どうして離れているかは私にも分からない」



モゾモゾ



サン
「ぷはぁぁ!!

こ、この中も息苦しくなってくるッスねぇ...」ゼェハァ



レイン
「ちょ、ちょっとサン!

ちゃんと隠れててよ

ただでさえショック製造機なんだから」



サン
「およおよ..まったくニンゲンは臆病ッスねえ」ヤレヤレ



リッカ
「同感ね」



ルーデル
「とにかくエレナさんが目を覚ますまでは動けませんね..」



リッカ
「ついてきて

こっちに宿が..」



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地下──ひとつの人影
疲れきったその双眸からは想像できない程優しげな表情をした彼女は、情報屋でもあり、親でもあり、一人の女性でもある。


マーサ
(あなた

ねえ、少しはアタシ達のこと考えてくれているのかい?)


古い写真立てを手にしながら彼女は静かに目を閉じる。


マーサ
(あなたも..マーサルも

結局同じように村を出て行った

エマラは行方知れずだけど、あたしゃ信じてんだ)



マーサ
「マーサルがきっと...」


彼女の最期の希望、マーサル。
既に限界を迎えつつあるマーサはふと呟いてしまう。


マーサ
「...二人が待ってるわね」


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リッカ
「おかしいわ」



レイン
「そんなに悪いの?エレナ..」



サン
「スピー..スピー..」スヤスヤ



リッカ
「あれから6時間も経ったのよ

なのにまだ目を覚まさないなんて..もしかしてただの麻痺毒じゃないの?」



ルーデル
「あ、あの...」



リッカ
「?」



ルーデル
「エレナさんが飲んだものは..その、何色でしたか?」



リッカ
「ただのミルクのはずよ」



ルーデル
「白...もしかするとルナクサ草が入れられていたかもしれません」



レイン
「ルナ?」



ルーデル
「毒草の1つです

早くどうにかしないと..」



エレナ
「うぅ...」



レイン
「エレナ!」



エレナ
「う..ぁっ」グググ



リッカ
「なに!?」



レイン
「こ、子供に..」



ルーデル
「なっちゃいましたね..」



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[返信] [編集]2018 10-21 10:07 [Android]

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