エターナルゾーン個人日記板


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[60] By TUINDAYO
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エマラ
「そんな...ディーティー

私..あんなに酷い事言ったのに

どうしてっ..」



ディーティー
「泣くなよ、エマラ

ろくに悪口も言ったことないのに..何か事情があったんだろ?

それくらい俺にもわかる..くっ」



マーサル
「ディーティー!」



レイン
「ディーティーさん!」



「なんだ貴様は!?」



ディーティー
「どうやら俺も..そっち側になるようだな」



エマラ
「ディーティー!しっかりして!

ディーティー!!」



マーサル
「予想はしてたが..やはりゾンビ化の魔法か..!」



ディーティー
「声が..声がする!

まるで頭が..割れるようだ..!!」



エマラ
「ディーティー!!」



レイン
「あ....」



「ぐ..血を出しすぎたか」ガクッ



レイン
「ああ...」



マーサル
「ディーティー!しゃきっとしろよ!

そんなんじゃ俺は認めねえぞ!

おい!」



レイン
「あああ..」



「一人でも多く殺してやる..!」



マーサル
「レイン!!」






レイン
「あああああああああああああ!!!!!!」






マーサル
「!」ゾクッ
(こ、これはあの時の..!)



レイン
「うわあああああああああああああああ!!!!!」



「なんだこの感じは..まるでこれは..!」
(いや、イビドゥーカー様よりも禍々しい..!)



レイン
「やーっと戻れたぜ..

おらよぉっ!」グチュッ!!



「ーー!なっ..う、腕が!!」



レイン
「なあ、自分の腕で殴られたことあっかー?」ドカッ!!



「ぎゃっ!!」



レイン
「ねえのか?早く答えろよ」



「あが..が..っや、やめ」



レイン
「もういいや」グチャッ



「....」



エマラ
「ひ、酷い...」



レイン
「はっはっは..酷いだと?

はっ!テメェの方がひでえことされてんのに、お気楽なもんだな」



マーサル
「お前は..一体..!」



レイン
「へっ

どうしたよ、傷だらけじゃねえか

今のテメェなら簡単に殺れるぜ」



マーサル
「レインをどうした..

レインを返せ!」



レイン
「はいはーい

レインは俺でーす」



マーサル
「ふざけるなっ!!」



ディーティー
「..悪しき心..そうか

おかしいとは思っていたが..ザインでの出来事

レインくんに住み着いたお前のせいだったということか」



エマラ
「!

ディーティー!」



レイン
「おーおー言ってくれんなぁゾンビさんよぉ!

こいつは元々俺の..ぐうっ!?」



(やめろ..!

僕の体だ!)



レイン
「チッ..またかよ」
(テメェは黙ってろ!)



(黙らない..渡さない..!)



ディーティー
「!

感じる..レインくんは今まさに奴と戦っている」



レイン
「ぐぐ!」



エマラ
「レインくん!」



マーサル
「レイン!」



レイン
「ぐああああああ!!」



レイン
「はぁ、はぁ..」



マーサル
「レイン、、」



レイン
「ぼ、僕は一体..」



ディーティー
「うっ!!」



エマラ
「ディーティー!大丈夫!?」



ディーティー
「ああ..大丈夫だ」



マーサル
「ね、姉ちゃん..ディーティー」



ディーティー
「そんな顔するな..マーサル」



マーサル
「俺のせいだ

俺に力がないから..ちくしょう!

これじゃ..何にも変わってねえじゃねえか..!」



エマラ
「マーサル..」



マーサル
「ようやく救い出せると思ったのに..!
やっと追いついた..それなのに!」



ディーティー
「もう、時間がないようだ..

俺の体ももうすぐ生きた屍となる

そうなれば...人を襲ってしまうかもしれない

それだけは避けなきゃならない」



レイン
「それってどういう..」



ディーティー
「元よりザインを出た時点で俺は僧侶失格だ」



マーサル
「....」



ディーティー
「最後の魔法...リバーサーを使う」



マーサル
「!!」



ディーティー
「まさか自分に使うことになるとはな..」



レイン
「!?」



ディーティー
「生ける屍となった者達を救うことが俺の目標だった..それを果たせないのは残念だが」



マーサル
「悔いは..ないんだな」



ディーティー
「ああ

最後に大好きな人を守れたんだ

修行をしていて良かった」



エマラ
「うっ..ううっ..」



レイン
「リバーサーって..」



マーサル
「ゾンビ化した人間を..

居るべき場所に還す魔法だ」



ーーーーーーーーーーーーーー



ディーティー
「エマラ..」



エマラ
「..!」



ディーティー
「....

綺麗だな

ちっとも変わらない」



エマラ
「..!」



ディーティー
「約束

守れなくてごめん

さよならだ」



エマラ
「..たしも..」



ディーティー
「..?」



エマラ
「私も...逝くわ、ディーティー」



マーサル
「!

何言ってんだ姉ちゃん!」



エマラ
「私だってあいつらの監視から外れたのよ...いつ暴走してもおかしくはないわ」



マーサル
「それは..」



ディーティー
「マーサル

エマラは本気だ..俺達じゃ止められない

まったく、女は強いな..」



エマラ
「ディーティー..これ

つけててくれたのね」



ディーティー
「僧侶の修行は金属を嫌う

でも俺はずっと身につけていた

..君もだろ」



エマラ
「うん..つけてる」



ディーティー
「想い合ってた..」



エマラ
「うん..」



ディーティー
「もう..お別れだよ」



エマラ
「マーサル..こっち来て」



マーサル
「....」ズッ..ズッ..



エマラ
「姉として..アナタに言えることは1つ


....家族を

みんなを頼んだわよ...」



マーサル
「分かってる..!」



エマラ
「出来ることなら..

大きくなったシービィとジービィを見たかったなあ..

お母さん..怒ってるかなあ」



マーサル
「....」



エマラ
「それと..マーサル

お父さんを恨まないで」



マーサル
「それは..」



エマラ
「お姉ちゃんの言うこと..聞けるわね?」



マーサル
「うん..分かった」



エマラ
「頼もしくなっちゃって..この!

じゃあね..愛してるわ」



ディーティー
「...を聖なる地へと誘いたまえ..

エマラ」



エマラ
「..うん!」



ディーティー
「...リバーサー!」



マーサル
「姉ちゃんっ

姉ちゃん..!!」



エマラ
「マーサル..アナタなら正しい方向へ進んでくれる

私はそう..信じてる」



ディーティー
「エマラ..好きだ」



エマラ
「私も好きよ..ディーティー

これからはずっと一緒ね」



(子供の名前は..うーん)



(もう、気が早いわよ

でも、そうね)



(俺達の子供)



(名前は..)



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[返信] [編集]2018 12-22 00:59 [Android]

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