エターナルゾーン個人日記板


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[70] By TUINDAYO
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バロンズ
「君達には迷惑をかけたな

すまなかった」



レイン
「僕たちはただ..」



ミナ
「私からもお礼を言わせて

エレナが無事でいられたのは..アナタたちのおかげよ」



ルーデル
「ミナさん」



ミナ
「でも..どうしてエレナが子供の姿に?」



バロンズ
「ルナクサ草の効果だ

私の家は古くから続く商売屋でな

これはそのうちの一つ、商品なのだ」



リッカ
「随分物騒な物作ってるのね」



レイン
「リッカ!」



バロンズ
「物の見え方というものは

人によってこうも違うものか」



リッカ
「..どういう意味よ」



バロンズ
「ルナクサ草は毒草だ

本来、人に使う物ではない

すりつぶした粉をかけることで、物体を小さくすることができるのだ

そうすることでこれまでにも未踏地域の探査や医療、様々な分野で貢献してきた」



ルーデル
「そ、そんなに便利な物なんですね」



バロンズ
「うむ

例えばこの切り離された格子にふりかけるとだな..」パッ



...............



レイン
「...何も起きないね」



バロンズ
「まあ待ちなさい

そろそろだ」



ググググ



レイン
「おおっ!」



リッカ
「て、手のひらほどの大きさに..!?

あ、ありえないわ..」



バロンズ
「それがありえるのだ

どれ、小さくなったそれを持ち上げてみなさい」



レイン
「へっ?なんで?」



バロンズ
「さあ早く」



レイン
「なんだかよく分かんないけど

こんなの簡単...」グッ



レイン
「.........」



ルーデル
「?」



レイン
「んん゛〜っ..!!」



リッカ
「あんた..何やってるの?」



バロンズ
「ほっほ!」



レイン
「ち、ちがうよこれ..!ゼェ

すごく重いんだ..!!ハァ」



バロンズ
「その通りだ

様々な分野で活躍することができたカギはそこにある

物体を小さくはさせるが..その質量は一切変わらない

なんとも不思議だとは思わんかね」



リッカ
「..なるほど

さっき話していた理由がよくわかったわ」



レイン
「げーっ!!それってすごいこと..なの?」



リッカ
「バカ」



ミナ
「で、ですがエレナは..

確実に子供の頃の重さです

どうして..」



バロンズ
「私とてこれを人間に使ったことなどない

故に人間に対する効能、副作用は把握しておらんのだ

..バカ息子は違ったようだが」



ナギサ
「それで

いつ元に戻るのよ?」



レイン
「....子供?」



ナギサ
「..は?」ピキッ



レイン
「へっ?」



ナギサ
「だぁれが子供ですって!?

このガキぃ!!」ドスッ!!



レイン
「ぶふぉっ!!」



ナギサ
「私はれっきとした大人よ!

もう16なんだから」



レイン
「げほっ..僕らとあまり変わらないならこどもじゃん..」ボソッ



ナギサ
「おらおらおらおらおらぁ!!」



レイン
「ギャー!!!」



バロンズ
「こ、これお前たち..」



リッカ
「放っときなさい

それで、いつ戻るの?」



バロンズ
「さっきも言ったが私にも分からんのだ

ただ..本来この草の効果は3日ほどで消える

恐らくは人間も例外ではなかろう」



ミナ
「それじゃあエレナは明日にも..!」



バロンズ
「確証はないがじき戻るであろう」



ルーデル
「よ、よかった..!」



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サン
「ハァー、オイラたちは留守番..悲しい人生ッスね..」ガクン



グルンガ
「留守はお前だけでいいな

俺は少しでる」



サン
「ゲゲェーッ!

ひどい..ゴブリンをいじめるとろくな死に方しないッス」



グルンガ
「..そうだろうな」



サン
「?」



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[返信] [編集]2019 06-17 22:56 [Android]

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