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[6]ユーロ(pc)
【白馬の王子様?】
口を大きく開け、狼の鋭い牙が僕の首を今にも噛み切ろうした時でした。
「タイドバレット!」
その声と同時に、僕の周りに銃弾の火柱が上がりました。
驚いた狼が怯んだのを見て、僕はすかさずリヴォルヴァーの柄で狼を殴ります。
「ギャッ」
思わぬ不意打ちにのけぞった狼に、今度は横から誰かの大剣が一線。
そのまま僕の上から吹っ飛ばされた狼を目で追った後、助けてくれた人物を見上げます。
茶色のコートに黒い長めのスカーフ。
茶髪の髪をかきあげた、彼は左手の銃を終うと僕の腕を掴んで立ち上がらせてくれました。
「おたく大丈夫?かなり危なかったけど。」
「すみません、助かりました。まさか滑るとは思わなくて……。」
「あぁ、見事な転けっぷりだったな。」
しっかり目撃されていたことに羞恥心が生まれますが、今はそんなことを考えている暇はありません。
お互い背中合わせになり、再びやってきた魔物を見据えます。
「話しは後。さっさと殺るぜ。」
「はい。」
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