エターナルゾーン日記板
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私の名前はころり。 エバンでさいつよを目指すテンプラーの1人。 無課金むきむきでHP4000を超えて、おタウルスの異名をとった。群がるモンスターにカウンターを叩き込み自分でヒールするその姿はまさに鬼神の如き戦いぶり。先日のイベントでは強敵である虎相手にヒーラー抜きでタンクをやりきり、メンバーをして「テンプラー全開だ!」と言わしめるほどの猛者である。。 ある日… 私は起きぬけに鏡を見た。。 むきむきの体。 傷だらけの手。 幾多の戦いの跡が残った……。。 うっ! 「こんなはずでは……!!」 なんか私は……誰しも手伝ってあげたくなる感じの……そう。なんかこう、もっと…あーぁ可愛いねぇ。。みたいな感じの……!!そう。めあちゃんとか、くま子ちゃんみたいな!そういう感じの!! なんかそういうの求めてたはず……!! 私は枕元に置かれたゴブレンハンマーに手をかけた。もちろん枕元に置かれたそれは常に臨戦態勢の冒険者たればこその習慣だった。。 このゴブレンハンマーは……いや。この相棒は防御もついてカウンターもついてHPもついてる、いわばテンプラーの為の槌といっていい。私もたくさんの戦いをこの相棒と一緒にくぐり抜けてきた。。 私は傷だらけのそれを眺め…… カッ!!! と目を見開いた!! 「さらば!!相棒!!!」 ずぼぉ!っとベットの中に相棒を埋めて、私はそそくさと引き出しからラビュリント短剣を取り出した!!そして飾られた覇者アーマーには見向きもせずに、タンスから埃のかぶった覇者ローブを取り出し、勢いよく袖を通した!! 私は今日から魔法型テンプラーになる…!! もう私をおタウルスとは呼ばせないぜぇ……!! 私の心に魔性の火が灯った!! 勢いよくドアを開けピグラスの塔へ走った!向かう途中で空きっ腹にリンゴをかじり、またたく間にオウラハーベストを開眼!!ホーリーストライクはなくしたけれど物理攻撃なんてね! 「オホホ!お野蛮ですこと!!」 今のテンションの私には関係ないぜ!! レベル85だけれどテンプラーの元素スキルの上限は110とこれまた低い!!レベル40のウォーロックぐらいの脳みそですが私は元気です!! ずさぁぁぁ!!! 滑り込むようにピグラスの塔へ乗り込む私。目指すは80階!!この世界の頂点です!!なみいるゴーラや鳥たちをエクスプロージョンで爆殺して、この魔力の波に乗るのだ!!もちろんダメージ的には3000もいかないくらいだけれど、テンプラーから見た3000は 「け…桁違いの火力だ(ガグガク)……」 くらいの感動があるよ!! HPは1600くらいまで下がっちゃったけど、気にしないで行こう!ビショップちゃんとかウォーロックちゃんに比べれば全然高いからね!! そしてたどり着いた45階ドレイク。 なんかダメージ大きくて300くらいもらいます。気を抜くとあっという間に倒されそうでした!けれど魔法型でも私はテンプラー。そう簡単にはやられぬぅ!! ドレイクの絶叫!! うああああああっ!!! ドレイクと私の絶叫が入り交じった時、魔法型の限界を知りました。。ラボとかではいいかもしれないね……。。 そして冒険者は再び相棒を手に取った。 [完]
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