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「俺まじ、原田のこと嫌いだわ」 俺は脈絡もなく欠伸まじりに吐き出した問題発言。 原田はぴくりと眉を吊り上げ、文庫本の羅列する文字から視線を俺に向けた。 怒っているのか、傷ついているのか、多分そのどっちかだろう。 原田の文庫本に触れる指が、微かに震えているのがわかる。 「安心しろ、俺もだいっ嫌いだから」 原田は文庫本に視線を戻しながらいう。 嘘だな。 俺はにやにや笑いながら原田の不機嫌そうな横顔を見つめた。 そんなにショックだったのだろうか、原田の瞳はうっすら潤んでいた。 「……泣き虫、」 「泣いてねーよ、うっせえよ、黙れ、死ねインポ野郎」 俺がにやつきながら言えば、少しどもりながらも悪態ついてくる。 素直じゃねえの、俺はそんな原田が可愛らしく思い、跳ね毛が酷い原田の頭をぽんぽんと叩いてやった。 「この、アマノジャクめ」 「難しい日本語を使うなよ」 どうやら彼はアマノジャクの意味さえ知らなかったようで、俺は腹を抱え頭の悪い原田を爆笑した。 原田は文庫本の背表紙の方で殴ってきた。 gdgd
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