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俺には恋人と呼ばれる相手が居る。 キミにも居るよね……………恋人。 ねぇ、恋人とそうじゃない人の境界線ってどこかな? キスや身体を重ねたら……? それじゃあ俺の………キミへの気持ちの境界線はどこだろう。 友情と愛情の境界線。 恋人が居るのに…何故俺はキミと一緒に居ると楽しくて、嬉しくて、ドキドキして、ワクワクするんだろうね……。 「桜花(オウガ)行くぞーっ!」 「はぁ?ちょっと香一(コウイチ)くんっ?」 ニコニコと顔中満面の笑顔を俺に向けながら俺の腕を取りズルズル引き摺って行く。 俺を引き摺るなんて香一くんだけだ。 平均身長よりデカイ185を超えてる俺、俺とさほど変わらない身長の香一くん。 デカイ男を引き摺るデカイ男…。 一体何があったのか…。 楽しい事でも発見したんだろうな。 「今度は何…?」 苦笑いを浮かべながら同じ高さにある相手を見遣る。 「あ?京一(ケイイチ)とお連れさんがまた何か企んでるらしいのよ」 楽しそうにクスクス笑っている。 楽しい事が大好きな香一くんらしいな。 楽しい事があると嬉々として飛び込み、心底自分が楽しんで………何故か俺も引き摺られ、さっきみたいに最初は苦笑いで応えるのに…………最後は結局俺も楽しんでる。 引き摺られるのはデカイ身体だけじゃない…… ――――――心もだ。 心まで引き摺られて、いつの間にか俺の目には………キミが写っていた。 知り合い、顔見知り、友達…………その言葉を超えた向こう側は………何ていうんだろう…。 今の俺の気持ちの境界線は……どこだろう。 「楽しみだなぁ!」 「うん、そうだねぇ」 ニコニコと笑顔で俺の顔を覗き込む。 だから俺も笑って応えるんだ。 俺には恋人と呼ばれる相手が居る。 キミにも………居るよね? ねぇ、俺のキミへの気持ちの境界線はどこだろう……。 この境界線が無くなった時……俺の気持ちはどこに位置付けされるんだろう。 「桜花」 「んー?」 「楽しいなぁ」 「だね」 楽しくて、嬉しくて、ドキドキして、ワクワクして……。 境界線の狭間で俺は…………立ち尽くす。 -end-
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