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もう誰も信じない。 そう思った 『これから大変でしょ?おばさん達が面倒みてあげるからね』 優しい顔で近づいてくる人達 でも知っている。本当は僕なんかいらなくて僕に残されたお金が欲しいだけなんだ。 『お前はいいよな親が死んでてさ』 何気ない義兄の一言 どこがいいの?お父さんとお母さんが死んだのに何が良いの? もう、何も考えたくなかった。だから考えるのを止めて。…死のうと思った そう思った。 なのに 『甘えるんじゃねぇよ。てめぇの人生いらねぇなら俺に寄越せ』 両親が死んで人形のようになった僕の頬をひっぱたいて…親族が止めるのを無視してそのまま自分の家に連れて帰った とても強引で…とても優しい人 『う、うわぁーん!!』 その夜久々に僕は泣いた 「…っていつまで寝てんだぐぅたらオヤジがぁぁぁぁ!!!」 「……………朝からうるせぇやつだな」 朝からうるさいだと? 今が何時かわかってんのかこら 「午後です!午後!13時です!!」 「まだ朝じゃねぇか」 そう言って再び布団に潜ろうとする彼の布団をひったくってさっと踵を返す 「あっ何すんだ返せよ」 「ご飯を食べたら返します!!」 全くこの人は… この人―風間人志(カザマヒトシ)は夜の仕事をしている。いわゆる"ホスト"というやつだ。よく知らないがNo.1らしいだが本当にこんなのがNo.1なのか? 朝は起きない。昼も起こしてもなかなか起きない。部屋の片付けもしないし洗濯もしない。生活能力0おまけに… 『俺の世話係決定な』 なんて 「勝手に決めるなっつーの!!」 それで律儀にやっちゃう僕も僕もだけどね! 「おっこの味噌汁美味いじゃん」 「……どーも」 悔しい。この男に誉められて喜んじゃう自分が悔しい 「可愛くねぅなぁお前」 くっくっと楽しそうに笑う風間さん 「可愛くなくて結構です」正直に言おう。僕はこの男が好きだ。こうして僕のそばで笑ってくれる彼が…僕は好きだ。 「ごちそうさま。シャワー浴びてくるわ」 「う、うん」 このハスキーな声なら女性はいちころなんだろぅなぁって何いっちょまえに妬いちゃってんの僕!しっかりしろよ僕!!僕はこうして側にいるだけで… 「って俺は乙女かっ!!!」
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