メッセージの編集
お名前
タイトル
ホームページ
R指定
---
有り
無し
キーワード
あらすじ
本文
佐渡のふざけたノリにのせられ、いわゆるパイパン状態にされた俺を、やはり、これだけで許す佐渡ではなかった。 シオシオと、しょぼくれながら、服を身につけようとすると、いつの間にかシェーバーその他諸々を片付けた佐渡が、後ろに立っていた。 「そのままにしてると、全身かぶれちゃうよ」 「誰のせいだと思ってんだよ」 「だから、俺がアフターケアしてあげるって」 ものすごく要らない。というか、360度詐欺にしか見えないのだ、こいつの場合は。 「もう、遠慮しないでよ、サービスサービスゥ」 おぞましいセリフを吐きながら、ベッドまで強制連行される。 俺の性なのか、それともこの悪魔の力なのか、2人の間において、俺の拒否権は存在しないのだった。 仮に悪魔と俺が契約をしてしまったのなら、せめて見返りが欲しいが、おそらく、魂を奪われようが、そんなものを得られことはないのだろう。 されるがままに、ベッドに寝かされると、佐渡は俺の上に跨って、腹やら腕やらに、化粧水を撒き散らし始めた。 「はーい、ちょっとチクっとしますけど、我慢してくださいね」 「冷たっ!」 水場で長い間全裸でいたために、そこそこ冷えていた体に酷い仕打ちを受ける。 チクッとするって何を撒いてんだ、こいつ。 それから、怪しい笑みをしながら、体をかがめ、丹念に俺の腕に、化粧水を塗りたくった。 冷たかった化粧水が、佐渡の手のひらで、塗り込められるたびに、熱を帯びていき、人肌の心地よさを感じる。 あまり褒めると、こいつは調子に乗るので言いたくないが、佐渡はマッサージが上手だった。 腕から腹へ、そして一段階飛ばして、足へ、ねっとりと粘気を帯びたような顔をして、揉みしだいていく。 足の先、指の先まで丁寧に解し、佐渡はついに俺の中心にまで、手を出した。 「そこは、いいよ」 そう言って、身を起こし、佐渡の凶行を制しようとしたが、やはり俺の抵抗は無駄に終わるのだった。 奴は、遠慮するなよ、とニヤニヤしながら俺の竿をなでる。 「お前本当さあ、馬鹿だろ…」 「いいじゃん、このまましようよ」 先ほどのかすめるような触れ方が、次第に明らかな感触に変わっていき、耐えられず息をこぼした。 「ほら、イナだってその気になってるよ?」 妖艶な、とでも評するべきなのだろうが、その下に透ける意図が見え見えで、恐ろしくなるような顔つきで、佐渡は俺を誘う。 佐渡の手の中で立派に主張する自身は、生理現象だと言いたいのだが、悲しいことに嫌だ嫌だと言いながらも、やはり恋人に誘われれば素直に従わざるを得ない。 ぐいっ上体を起こして佐渡を抱き寄せ、口付ける。 深く入り込もうとすると、奴は俺の肩を押して、それを制し、また顔を近づけると俺の唇を何度も食んだ。 軽く歯を立てられると、くすぐったいような、痛いような感覚が、じわじわと熱を帯びて広がっていった。 「何してんの」 訊けば、ふふ、と色を含んで奴は笑う。 そのまま答えずに、今度は佐渡から口付けて、俺の口内に舌をねじ込んでくる。 自身の歯列を、歯の隙間まで、ご丁寧に舐め尽されていくのを感じながら、佐渡の背に手を回し抱きしめると、ギュッと抱きしめ返された。 ゆるゆると、佐渡の背中をなぞっていくと、時折口と口の間から、佐渡が息を漏らす。 佐渡が構わず尚口腔を犯し続けるので、そろそろ反撃でも、と舌を吸うと、ピクリと背筋が跳ねた。 それから攻防を繰り返していると、息が続かなくなったらしく、奴は俺を突き放した後に、何度も犬のように浅く息をした。 「口の周り、お前、涎まみれだぞ」 「なにそれ、雰囲気台無し」 まだ、酸素が足りないと赤い顔をしながら、佐渡はカラカラ笑った。 俺もつられて笑いながら、奴のTシャツを捲り上げる。 脂肪があるようなないような、少しなめらかな腹の凹凸を撫でながら、その中心の深い溝にキスをした。 変態くさい、と言って止めようとする佐渡の手を抑えて、臍を舐めると、上から小さな悲鳴がした。 気をよくして、音を立てて吸ったり、尖らせた舌でつついたりすると、佐渡はやめろよばかなどと言いながら、頭を押して俺を離そうとした。 そして、抵抗しても無駄だと悟ったのか、そのまま万歳をして後ろに倒れる。 服従のポーズか、とひとりごちると、うるさい、と頭をはたかれた。 ヘソをいじるのもそこそこに、次は奴のベルトに手をかける。 ガチャガチャと音を立ててはずしたあとに、ゆるゆると纏ったズボンを下ろした。 こういう時ばかりは、佐渡も素直で、右足上げてといえば、すんなりとその通りに協力してくれる。 最後に残ったボクサーパンツも、するりと剥いでしまうと、佐渡のモノを優しく撫でた。 あっ、と嬌声が聞こえ、俺は熱にうかされたように、くり返し佐渡の名前を呼んで、それをいじり続けた。 「はぁ…、俺そろそろやばい」 俺の手を抑えながら、そう言って、佐渡はベッドの脇から出したローションを手渡した。 そして、こちらに尻を向け、四つん這いになる。 白い尻を揉みながら、顕になった蕾を、ローションでヌメった指で押し広げていくと、そこはひくついて、指を迎え入れようとしていた。 吸い付いてくる肉壁を押し分けて、指を進めていくと、佐渡がかすかに吐息を漏らしたのが聞こえた。 「佐渡、痛いか?」 「ん、平気」 初めてしたばかりの頃は、指一本だけでも、痛い痛いと喚いて暴れたりもしたが、最近ではあまり抵抗もなくなってきたことに、少し感動を覚えつた。 もう一本指を増やし、ゆっくりと狭い中を広げていく。 時折、いいところを指が掠めたのか、佐渡がびくりと反応して、シーツを握るのが見えた。 もう十分に解れただろう、と肩を引いて仰向けにさせる。 佐渡はなぜ、という顔をして、不可思議そうにこちらを見た。 「何すんの」 「顔見てしたいからさあ」 いいか、と続けると、奴は少し頬を赤くして頷いた。
設定パスワード
編集する
削除する
[
掲示板ナビ
]
☆無料で作成☆
[
HP
|
ブログ
|
掲示板
]
[
簡単着せ替えHP
]