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「「きゃー!!神宮様ぁ」」 「きゃー金髪下半身王子様ぁ」 「聞こえるぞ」 聞こえねぇよ。親衛隊のどこから出てるのかわからない高い声に勝てるはずがない。 と言うと、親友は呆れた顔をした。 「髪をピンでとめて、アクセをうっとおしいほどつけて、なんであんなのがいいのかねぇ」 先程の会計の姿を思い出す。 似合ってないとは言わないが、あのチャラチャラ感は見ていてうっとおしいものだ。 「さぁな。男には興味がないからわからん」 「あぁ、うざったい歓声。出るか」 食堂をあとにした後、俺は教室とは真逆の方向に足を進めた。 「おい、浩」 親友が俺を引き留める。その表情は既に呆れかえっているけれど、俺は構いもしない。 「浩くんは体調が悪いので早退します」 「サボリ魔が」 そうです。何時ものことです。 「そう、先生にお伝え下さい」 「はぁ。サボるのもほどほどにな」 へいへいと、気の抜けた返答をする俺の頭を親友が小突いた。 … 「待ったかい?愛しの君〜」 「にゃー」 授業をサボる理由はこれ。 ギュー 俺は中庭で寝ていた猫をいつものように抱きしめた。 ヤバいあったかい。もふもふだし可愛いすぎる。 「今日も君は美しい」 頬をピンクに染め、猫を見つめる。そしたら見つめ返してくれるものだから、もう悶え死にそう。 死なないけどね。 「つぶらな瞳が最高だなぁ。ん?…ヘアピン?」 真っ白な毛にヘアピンがからまっている。 「誰かの悪戯か?ふざけてやがる」 痛くないよう慎重に外し、猫の両脇に手を入れ、持ち上げた。 「にゃー」 「ひどいことするよね」 「にゃー」 「ヘアピンは親衛隊かな?そういえば会計の親衛隊が最近ここら辺でランチしてたな」 「にぃ」 「許すまじ、下半身野郎。自分の親衛隊ぐらいちゃんと躾しやがれ」 「…にゃ」 脳内で会計にパンチを食らわし、悪態をつく。それが理不尽なことでも関係ない。猫関連のことは厳しいのさ。 しかし、せっかくのこの子との時間。そんな怒りを鎮めるかのようにこの時を満喫した。 「幸せ〜」 … 生徒会室 「どうした。神宮」 「会長〜。好きな子に好かれてるけど嫌われてる場合、どうしたらいい?」 「意味がわからん」
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