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博司 「じゃあ行ってきます」 「行ってらっしゃい。気をつけてね」 笑顔の鮎美に見送られると少し心が痛む。未だに美しく見える妻がいるのに…。 通りに出てタクシーを拾い乗り込むと気持ちを切り替える。会社までは20分位。手帳を開いてスケジュールに目を通すと今日も一日うんざりするようなスケジューリング。夜の役員との食事が一番の憂鬱かもしれない。 何事も無く一日を終え、役員との食事に出掛けようとした。 「課長、少しいいですか?」 課の女性社員、小林聡美に呼び止められた。 「どうしたの?」 「ちょっとお話があるんですけど…」 「少しなら大丈夫だけど…ここじゃまずいのかな?」 気を使って聞くと小林は小さく頷いた。 博司は時計を見ながら会議室に小林と入った。コーヒーをいれる小林の制服の後ろ姿。いつもはなんとも思わないがなぜかその後ろ姿に欲情してしまった。小林が正面に座りコーヒーを手渡してくれる。 「どうしたの?急に話って?」 小林は急に俯き、泣き始めた。その突然の出来事に博司は動揺してしまう。いつも明るく仕事の出来る女性が急に自分の前で涙を流すそのわけ…。 少し時間がおしてしまいそうだが、聞いてあげなければいけない…そう思い小林からなんとか聞き出した。 自営で商店を営む実家の借金の話から取り立てが厳しくなりついにはその筋の者が実家にやってきたという。話の中からまだ若々しい小林になんとかさせて用立てしろとまで凄まれてしまったという。このままでは一家離散してしまいそうで、どうすればいいのかわからず博司に相談してしまったようだ。金額を聞けば800万。個人商店にとってみれば今の時代厳しい金額なんだろうとしみじみ思った。破産宣告の事を説明してみたが、実家の両親とも代々受け継いできた土地を離れるのは嫌だと言っているらしい。お金が無いのであればなんとかしなくてはならない。代々受け継いだ土地だろうがなんだろうがそんな事は言ってられないのだ。 役員との時間も迫っていたので小林をとりあえず、言い聞かせ後日に何か案を考えようと言って会社を出た。
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