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 そんな小さな、俺の願い。
© コージ 
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 R指定:無し
 キーワード:ほのぼの・無自覚・季節ハズレ(汗)
 あらすじ:先輩×後輩。日常の、ほんのわずかな一瞬。(自分のサイト『Destiny』で連載している『僕ラノ瞳ニ映ル色』の「天然×純情」の二人です)
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あー……気持ちイイ。

晴れ渡った綺麗な青空。
心地良く頬を通り抜ける風。
暖かな日溜まり。
木に寄りかかり昼寝をしているという事実。
全てが気持ちイイ。

「……先輩? 寝ちゃいましたか?」

そして、俺の隣に居るキミ。
昼寝をしようという俺の誘いに、苦笑いを返しながらも頷いてくれたキミ。

「まだ……起きてる」

何か用?と、顔を向け視線で問うた。
キミは柔らかに微笑む。

「いえ……空が、綺麗だな、って」

それだけですよ。そう言ってまた笑った。視線は空に向けられている。

とても、嬉しかった。
俺が綺麗だと感じたものを、キミも同じように綺麗だと感じてくれた事に。

ポカポカの日溜まりに体は暖められ、キミの笑顔と言葉に心が暖かくなった。

あー……気持ちイイ。

目を閉じ、隣のキミの肩に体を預ける。
薄目を開けて様子を伺えば、キミはまだ空を見ていた。
全てを受け入れて貰えた気がして、自然と笑みがこぼれた。



なんでかな?

キミの隣はとても気持ちイイ。

だから、

ずっと、一緒に居たいと思う。
ずっと、俺の隣にはキミが居て、キミの隣には俺が居る。

ずっと……ずっと。


そんな小さな、俺の願い。







2007/01/17
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