返信する

 そこまでの距離
© ミクロスター 
作者のサイト 
 R指定:無し
    ▼一番下へ飛ぶ



君の


「ごめんなさい」


の一言を聞くと


泣きたくなる…


そんな顔をされたらもう


何も言えない…






俺は、好きな人に嫌われている。


…どうしようもないほど。


あいつが何を考えているのか、俺には全くわからない。


「…好きだ。」


「…」


「愛してる」


「…いい加減にしてください。ふざけてないでちゃんと仕事をしてください。」


俺の告白は、いつもおふざけにされる。


…こんなに真剣なのに。


「ふざけてなどいない!!」


「…っ!?」


俺の大声に怯えるアル。


…そんな顔をさせたかったんじゃないのに…


「…ごめんなさい。」


アルはそう言って部屋を出た…。


「…もし、俺が…王族じゃなかったら、…好きになってくれたか…?」


独りの部屋に、答える者のいない疑問が静かに響いた…。





end







2007/07/22
▲ 始めに戻る

作者のサイト
編集

 B A C K 



[掲示板ナビ]
☆無料で作成☆
[HP|ブログ|掲示板]
[簡単着せ替えHP]