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あめのひには
Ｒ指定:無し
ｷｰﾜｰﾄﾞ:関西弁(笑
あらすじ:※雨の日に。
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外は雨が降っていて
俺は部屋にひとりぼっちで
………さみしい、
なんて
柄にもなく想ってみたり。
「…あきら…」
ふと、だいすきなあいつの名前を呟いてみる。
あきらは
俺が呼んだら
駆け付けてくれるだろうか？
「…でも……仕事中…かもしれんよなぁ、………」
携帯を開こうとして、やめた。
「はぁ…」
ため息が思わず出た。
……あきら…
あいたい、
――――ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
と、玄関のﾁｬｲﾑが鳴った。
「誰ですかー…」
「こんにちは、兄さん」
「あ、
…………あきらや…」
「はい、」
いつもの様に、にま、と大きな口を広げて、あきらが笑った。
「……今日、仕事は、」
「今さっき終わりました〜真っ直ぐ兄さんとこ来たんですよ」
「…ほんま？」
「ほんまです」
「……ほんまにほんま？」
「どんだけ聞いて来るんですか(笑)」
苦笑するあきら。
「ほんまです。兄さんの為だけに雨の中急ぎました。」
そして、あきらが俺を抱きしめた。
あきらは
あたたかくて
すこし雨のにおいがした
「…てれぱしー、かな、」
「…？何がです？」
「――や、ええねん、」
あったかい。
「…だいすき」
おわり 080228 #03
2008/02/28
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