返信する

 The best sex friend(その1)
© そのこ 
作者のサイト 
 R指定:有り
 キーワード:リーマン セフレ
 あらすじ:営業マン(先輩)×SE(後輩)
▼一番下へ飛ぶ



「うぅ…っ…くぅ…っ…あぁっ…そこ…っ」

「わかってるってっ!お前も腰振れよっ!!」


今日も俺は身体の相性バッチリ!な同僚とコミュニケーションを図る

ギシギシと揺れるベッド

肉と肉がぶつかり合う音とこいつの喘ぎ声が部屋に響く


気持ちいい…最高に気持ちいい





「俺昨日まで徹夜だったんだけど…。」

「仕事で?」

「仕事で!!」

俺の腕枕に頭を乗せて不機嫌に携帯を弄るこいつは俺の会社の後輩で、ゲイ仲間

世間的にはかなりマイノリティのはずの同性愛者だが、俺の会社にはなぜか数人いる

そしてなんとな〜くだけど、お互いわかってしまうんだ…雰囲気で


「IT業務課って今忙しいの?」

「新しいシステムを入れるからな。でもこれ以上は内緒!まだ発表されてないからな。」

「口固いんだな〜。」

「守秘義務!当然だろ?」


そう言ってこいつはだるそうに立ちあがる


「島津さん、ビールとチューハイ、どっちがいい?」

冷蔵庫の中を見て俺に聞く

「じゃあ、日本酒で。」

「ビールとチューハイ!!二択だから!!」

「じゃあ、ビール…。」

なんだよ、こいつの家は日本酒もねぇのか……

「夏なのに、日本酒なのかよ?」

「冷酒は旨いだろ〜??」

こいつには冷酒の魅力がわからないらしい

面白くなさそうにビールを開け、飲み始める

乾杯もしないのかよ…マイペースなヤツ……


俺の社内には数人のゲイがいる

でも社内で関係を持ったのはこいつだけ


始めてあった時からその冷たい挑発的な目にやられた

めちゃくちゃに乱してやりたい…そう思った



「島津さん、今月の営業成績、また中くらいだったな。そろそろ本気出せば?」

「本気出して今の位置なんだけどな…。」

こいつはイヤなことをずけずけと言う

でも別にイヤなワケじゃない

ムカつきもしない…なぜだろうな…


こいつがぐびぐびとビールを飲む

飲みこむ度に動く喉仏を見ているとまたふいにしたくなってきた

「渡部…もう一発ダメか?」

「嫌だね。便所で抜いてこいよ。俺はもう寝る。おやすみ…。」


またしてもそっけないことで……

俺に背を向けて寝てしまう

まるでネコのようなヤツ……

何考えてるのかわからなくて、でもそれがかえって面白い

渡部朗はそういう男だった


俺は言われたとおり、便所へ向かう

おかずはこいつ

そっけなくて、掴みどころのないこいつの乱れる姿…

「ごちそうさま。いただきます。」

寝息をたてて眠る渡部にそっと言う

ごちそうさまでした





そして、いただきます









2010/08/12
▲ 始めに戻る

作者のサイト
編集

 B A C K 



[掲示板ナビ]
☆無料で作成☆
[HP|ブログ|掲示板]
[簡単着せ替えHP]