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 イケナイ御遊戯
© 恭悟 
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 R指定:有り
 キーワード:痴漢/無理矢理
 あらすじ:電車の車内。俺は、ついこの間犯した優等生で、再度遊びを思い付いた…
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ついこの間、俺は風紀委員会の委員長、田辺とヤった。正確には、強姦、犯したといった方がしっくりくるかもしれない。
そう、あの日、俺等はトイレの個室のなか、繋がったんだ。


────────

『は、は、ぁ、く…』
『最高だったぜ、お前のあのやらしい姿』
『っ……』

イキ疲れ、すっかりヘロヘロになってしまった田辺に、俺は揶揄を含めてそう言ってやる。
田辺は真っ赤になり、キッと睨んでくるものの、俺の挑発に乗っては来なかった。それどころか、自らの体中にまとわりついた精液に心底嫌悪感を抱いているらしく、必死にトイレットペーパーでその身を清めている。
俺は、そんな田辺にさらに嗜虐心が湧き、自分の方に引き寄せる。

『な、なに、もう、もういいだろう…!?』

恐怖か嫌悪かは定かではないが、田辺の細い体が震えた。
俺は、それにさらに嗜虐心を掻き立てられながらも、乾いた唇を舐めた。
そして、その耳に、吹き込んでやる。

『この事、黙っててほしけりゃ、俺の玩具になれよ…』

────────

あの日、あの時、俺は田辺、否、怜ーレイーを支配した。
自分でも、なぜあんなことを言ったのかわからない。しかし、思ったのだ。
怜を、支配したいと。首輪で、自分のモノとして縛り付けていたいと。
何よりも名誉を気にする怜は、俺のこの脅迫染みた要望に逆らうことなく、静かに、それでいていつもの澄ました顔を屈辱に歪め、頷いた。総てを、手に入れた瞬間だった…。
そして今日もいつもの学校行きの通勤ラッシュの電車の中、俺は揺られていた。
汗と加齢臭のなんとも言えぬ悪臭のこもった社内、俺は溜め息を吐いた。

『ったく、毎度毎度嫌になるぜ…』

内心で溜め息を吐き、俺はアクビを噛み殺す。
と、その時、視界に見覚えのある顔があった。
この状況に、窮屈そうにいつもの澄ました顔を歪める、怜の顔が…。
ぎゅうぎゅうとたくさんの人間に押されている怜は、どうやらまだ自分の存在に気づいていない様子だ。
俺は、内心で黒くほくそ笑んだ。
邪魔な人間を強引に掻き分け、怜の背後に上手く回り込んだ。
怜は、腕を組んだまま目を閉じているため全く俺の存在には気づかない。
乾いた唇を潤し、怜の細い内腿に手を這わせる。

「っ……!?」

素直な体が、ビクンと大袈裟に跳ね上がる。
後ろを振り向きはしないが、体を捻って俺の手から逃れようとしている様子だ。
その仕種に一気に自分の中の嗜虐心が掻き立てられるのがわかった。
逃げられないように、俺は怜の細い腰を掴んで引き寄せ、ドア側に追い込んだ。
さすがに大胆すぎると思ったのか、怜が振り返りる。そして、一気に血の気を引かせた。

「あ、東…っ?」
「おはよう、怜。相変わらず、内腿苦手?」
「っ……!」

にっこりと微笑み、再度内腿を揉んでやると、怜の頬が真っ赤に染まる。
レンズ越しの瞳は、いつもの威勢や威嚇はまるでなく、恐怖や不安に震えている。
俺を押し返そうとする手に力が入っていないのは、快楽や期待からではなく、大きい抵抗をして周りに悟られるのを恐れているからであろう。
それがまた可愛くて、内腿から付け根に位置をあげる。

「っ…!ま、待て、東、ここではっ…!」
「あ?てめぇに逆らう権利、あると思ってんの?」
「っ…!で、も…人にバレたら…」
「怜が声殺せば、バレねぇよ。我慢、しろよ?」
「あ、まっ、っくん」

半ば脅迫気味いい放つと、怜の股の間に足を割り込ませ、膝でまだ大人しい股間を刺激してやる。
首を反り返らせながらも快楽に耐え、声を殺す怜は、実に扇情的で、俺を煽る。
一番弱いはずの耳を舐めてやりたいが、あまりに過ぎた接近では不審に思われるため、俺は涙をのんで我慢した。
制服のチャックを下ろし、既に硬度を増した怜のそれを、直に握り込む。
ひくん、と震える怜。

「ぁ、ふ、く、ぅん…っ。あず、ま、頼むから、もうこれ以上は…っ」
「良いながら、ここ濡らしてんのは、誰だよ?」
「ぁ、んん…っ!は、っぁく…ぅうっ」

先走りを垂らし始めた先端を押し潰し、グリグリと刺激してやると、怜の膝ががくがくと震えた。
声を抑えるのも限界になってきたのか、口に押し当てた自らの手を怜は噛み締めている。
赤く色づく手の甲を見て、何故か俺はイラッとした。
強引に怜の口から、手を外させる。

「ふ、ぁ、んっ…ゃ、な、で…っ」
「勝手に、傷つけんじゃねぇよ。てめぇは俺のモンなんだから、例え自分でも傷つけることは許さない」
「ふ、、ぁん、だって声、が…ぁっ」
「抑えらんないんだ?お前、気持ちいの大好きな、淫乱優等生だもんなぁ?」
「ち、ちが…っ」

揶揄してやると、怜は必死に頭を振った。
だが、やめてなんかやらない。

「何が、違うんだよ?こんな場所でこんなとこビンビンに立たせて、なおかつ声も抑えらんないくらい感じてんだろ?」
「ちが、ぅ、ぁあっ!ひ、ぁ、あぁ…っ、くんん……っ!」

ずっと緩やかに行っていた手淫を激しいものにしてやると、簡単にこの状況にしたら大きすぎるいやらしい矯声が怜の唇から発せられる。
隣にいた何人かのサラリーマンが、不審な眼差しを怜に浴びせる。
真っ赤になり、怜は泣きそうな顔で俯いた。
最高にそそるその顔に、俺のモノもそろそろ限界に近づいてきた。しかし何よりも、怜のこのいやらしく、そそる姿をいくら今日限りの奴だとしても見せていたくなかった。

「怜、次の駅で降りるぜ?」
「が、こうが…っ」
「サボる。たまには良いだろ?それとも、この怪しまれた状況で、このまま、ぶちこんでほしい?」
「ひ、ぅ…!?」

自らの怒気したものを腿に擦り付けてやると、怜の顔がひきつる。
答えは聞くまでもなさそうだ。
いまだに視線をチラチラと送ってくるリーマンを、俺は睨めつけた。

「何、ジロジロ見てんだよ?文句あんのか?」
「や、いや、なんでもありません…っ」

直ぐ様目を逸らした。
俺は怜の乱れた下半身を雑に直してやると、車内を後にした。勿論、怜と共に。
ふらつく怜の腕を引き、荒々しく後ろに着かせながら、滅多に使われるこのとないであろう公衆便所に引きづり込んだ。
ドキツい消臭剤の臭いが鼻をつく。しかしそんなのに構ってる余裕は、下半身の問題上なく、そのまま個室に二人で入り込む。
大の男二人ではさすがに窮屈だったが、清掃はしっかりしているらしく、思ったよりも便所は綺麗だった。
すぐに怜に壁に手をつかせると、尻を突き出す格好をとらせた。
恥ずかしさに震える怜に構うことなく、俺は跪くと、ひくひくと震える蕾に舌を這わせる。
さすがにそんなことをされるなんて考えていなかったらしく、怜は抵抗を露にした。

「ば、や、やだ、東…っ、きたな…っ」
「うっせえよ。ケツ血だらけになりたくなかったら黙ってケツ出しとけ」
「で、も…くんん…っ」

滑る舌をピストンさせ、狭いそこを解す。
最後の最後まで怜は拒んだが、やめてやることはなかった。
ぐちゅぐちょにほぐすと、俺は既に昂ったナニを制服のズボンから引きづり出す。
ドクドクと脈打つそれを、解したばかりの怜の双丘に擦り付け、一気に貫いた。

「ん、ぁああぁっ!」
「は、声、でけぇよ。つーか、緩めろ。いてぇ」
「ん、ぁ、ああっ、は、ぁ、や、む、り、お、きぃ…っ」
「───っ。煽んな、ド変態が」

無意識な怜の言葉に、さらにそれが質量を増す。
怜の細い腰を掴んで固定すると、繋ぎ目から泡立つほどに腰を振りたくる。

「ぁっ、あ…あぁっ、ひゃ、ぁん!」
「は、ビンゴ?ここ?」
「あ、や、そこは…っ!ゃ、ぁあ、あっ」

良い場所に、確実に当たるように俺はピストンする。
気が触れたように喘ぐ怜は、本当にいやらしい。
この手に閉じ込めて、誰にも触れさせたくないくらいに。
怜といると、自分の知らない感情がいつも付きまとう。
何と自問しても、わからない。終わらない、永遠の自問自答の輪廻。しかし、ひとつだけ確かなのは、怜を手放したくないと言うことだけ…。
全身で怜を感じながら、俺は、欲望を解放した。





end







2010/09/23
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