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 罪
© 杏樹 
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僕、"相沢リオ(28)"は
社長"林田途仁(32)"に毎日のように脅され、セックスを要求される。
そして今日は社長室に用がある
まぁ、僕はあまり気は乗らないが…仕方ない。
ここは会社だ。会いたくないと言って行かず仕事がなくなるのは嫌だ、ましてや他の社員に頼むのも気が引ける、後が怖いからだ。
こういうことは社長から僕がやれって言われているし…。

社長室の前まで行き、なぜか深呼吸をしてしまう……癖が付いた。

「す〜〜はぁ〜〜………よし、今日はうまく逃げるぞ……怖いけど」

僕は軽く社長室の扉を叩く。

コンコン

「………………………………」

しばらくして扉がゆっくりと開く。ドキドキと心臓が高鳴るのがわかる

(落ち着け!落ち着け僕!今日は大丈夫だいける!)

ガチャッ

「やぁ、待ってたよ…」

林田は僕の頭をさらさらと撫で、優しく笑う。

「あ……あのっ今日は…この仕事の受け入れ先を……」

僕は林田の手を跳ねのけ、仕事の話しをふる。

「ん?……あぁ、そうだったね。おいで、こっちで話そう」

「……はい…」

進まない足を無理矢理動かし、社長室に入る。

ガチャッ

「?!」

(い、今こいつ鍵しめた!)

「さぁ、リオ。話しをしてくれるかな」

「………ぁ……はい…………」

小さな声で言うと、僕は資料を林田に見せる。

「あの……この仕事の受け入れ先がまだ決まってない…とのことで…その受け入れ先を…ぉぉぉぉぉあぁっ!!!」

激しく視界が揺れ、僕は林田の腕の中にいた。

「はははははっ!リオは本当に可愛いねぇ……そんな声出して…誰か来たらどうするんだ?ん?」

「はっ離して下さいっ!クゥッ…か、鍵してるから大丈夫なんじゃないんですか…?」

僕は皮肉っぽい口調で言い返す。

「おっ、さすがリオ。鍵閉めたの気づいてたんだね」

「あ、当たり前です!それより仕事の話しを……」

「そうだね……じゃあこの仕事の受け入れ先を私が紹介する…代わりにリオの身体を貰う」

林田は僕の頭をいやらしく撫でまわす手に背筋が凍り動けなくなる。

「え…あ…それは……」

「"嫌"とでも言うのかね?……なら、この話しは…」

「あっまっ、待って…下さい」

「ん?」

(この仕事がキャンセルされれば、僕だけじゃない…皆の仕事も無くなる…そんなことできない!)

「………ぁ……し、社長ぉ……」

涙が出た。苦しい、とても苦しいんだ。でもこの仕事をキャンセルさせることは許されない。

「…泣くな……私はリオを愛しているんだ……ん」

チュウ…チュ

「ンン……ぁ…ふむ…」

林田のキスはいつも変な気分にさせられる
不思議だ…。

「はぁ…………リオ…」

ドサッ

僕はソファーへと押し倒され、優しく服を脱がされる。

「……ゃ……ダメッ…社長っ」

「こらリオ……仕事…はいいのかな?」

ニヤリと林田の口元が歪む。
僕はされるがまま、抵抗もできず従っていた。

「はぁ……んぅ……そこぉ…らめ…」

呂律が回らない。林田はおとなしい僕に容赦はしなかった。

「このいやらしく汁を垂らしているここは……もっと弄って欲しいみたいだよ」

僕の自身の先端をグリグリと押す。その快感にゾクゾクと体を震わせる。

「はっぁぁあっん…やっやぁっ」

嫌々と首を振り、林田の腕を掴む。

「リオ…イくのか……?」

「んっイクっイクぅぅぅうっ!!!!」

ビュルルルルルッ

「はぁぁぁぁぁあっ!」

僕は快感に堪えられずイった。
恥ずかしい。
だが、もっと恥ずかしいことを林田にさせられるなんて思ってもいなかった。

「沢山出したね……気持ち良かった?」

「はぁはぁっ……気持ちぃ…」

「フフッ…やっぱりリオは可愛いな…」

「社長っ…」

優しく名前を読んで。
優しく扱って。
優しく…抱いて。
哀れだな…とつくづく思う。

僕は今日も快感に溺れていくのだった。

*End*







2011/05/01
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