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 うぶ2〜愛の確認〜
© sui 
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 R指定:無し
 キーワード:幼なじみ、甘
 あらすじ:『うぶ』続編智治視点 あれから二人の日常は変わらず流れていった。
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いつからだろー・・・徹男がただの幼なじみじゃなくなったのは。
サッカーやってる姿とか、俺ん家で何気なく見せる顔とか、かっこよくて目で追うようになってしまった。

「フェラ」の意味を聞いたあの時、大の字にマットに寝そべった徹男の、
臥せられた目とか
上下する胸とか
くぎづけになってしまった。
本当、俺なんかと違ってセクシーっていう言葉が似合うよなぁなんて思った矢先
きわめつけにため息と共に見えた真っ赤な舌

さっきの説明の刺激が強くて、その舌でテツが舐めてる姿が振り払おうとしても、頭の中でどんどん膨らんできた。
トシ兄の馬鹿ぁ
なんでテツに説明を任せたんだよぉぉ!!

もう我慢できなかったんだ。

でもテツは嫌だなんて言わなくて、
むしろ好きなんて言ってくれたりして信じられなかった。
俺は今でもそんなん信じられなくて
普通〜にいつもの通〜り俺のベッドに背を預けて漫画を読む徹男を見つめてみたりする。
「ナニ??」
「へ!?」
徹男が漫画から、俺に目を移す。
「見てたじゃん・・・」
びっくりした。
気付いてたのかよ・・・恥ずかしくなってきて顔を枕に押し付けた。
「ハル??」
「テツはぁ・・・」
頭を持ち上げてテツを見下ろす。
まるでこの前と同じだ。
「テツは・・・俺のこと好き??」
「好きだよ。ていうか言ったじゃん好きって」
眉をひそめて徹男は答えた。
「き・・・気の迷いとかじゃなくて??」
「あのな・・・」
はぁ・・・とため息をはいて、俺の隣に座ってきた。
ギシリとベッドが軋む音に体が少し強張る。
「ハルじゃなかったらフェラなんてしないし精液なん「わーー!!!!」」
その続きを聞いたら俺は茹で死にしてしまう!!
でも口を塞いだ手はいとも簡単にどけられてしまった。
「で・・・ハルはどーなの??」
そんなのもちろん前から好きだったし。
それに俺だって好きじゃなかったらあの後テツのを舐めたりなんてしてない。
ていうか気持ち良さそうに歪められた顔にまた好きになったりしてしまったんだ。
「大好き」
つまりはこういうこと。
テツは目を細めて笑って、優しいキスをしてくれた。
またそんなテツに
キュン死しそうな俺でした。







2007/02/10
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