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 好き
© (永) 
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「お前が好きだ」
……うるさい…
「愛してる」
毎日繰り返される言葉。もう、何回聞いたんだろう
「うるさい!毎日、毎日!」コイツは何なんだろう。ある日いきなり来て、こんな言葉ばかり繰り返している。
そして………一番の問題は……
「俺は男で!お前も男だろ!!」
「恋に性別は関係「あるだろ!!」
「はぁ……お前は…本当に素直じゃないな…」
「…うるせー……お前には関係ないだろ……」


……数日後あいつは来なくなった。嬉しい!って…思うはず…なのに……なぜかモヤモヤしてる。
何なんだろう。この気持ち。もうあいつに会えないって思ったら…なんか…
「なんで泣いてんだよ」
「…えっ!?」
振り向くと、そこにはあいつがいた。
「なっ……なんでっ…?」
「それはこっちが聞きたいんだが…なにか、嫌なことでもあったのか?」
そんなに優しくするなよ……
「っ……うっ……ひっく………」
涙が止まらなくて……もう一度会えたことが嬉しくて……
「おい、どうし「……がっ…きっ…」
「え…?「お前がっ…好きっ…」
「お前がっ……いなくなってっ…わかんないけどっ!悲しく、なって!それでっ!!」
あいつは静かに俺の話を聞いてくれていた。
「……そうか…」
グイッ
「!?なにすっ……ん!?」
……なにかで唇を塞がれた。それがキスされたんだと理解するには少し時間がかかった。
「俺もお前が…大好きだよ」
そういって…あいつは俺に笑ったんだ


END







2013/02/23
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