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 恋人が宇宙人2
© どすこい次郎 
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 R指定:有り
 キーワード:剃毛/流され攻め/理不尽受け/大学生/年下攻め/あほエロ
 あらすじ:理不尽な性格の受けに攻めが首から下の毛を剃られて慟哭する話
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佐渡のふざけたノリにのせられ、いわゆるパイパン状態にされた俺を、やはり、これだけで許す佐渡ではなかった。
シオシオと、しょぼくれながら、服を身につけようとすると、いつの間にかシェーバーその他諸々を片付けた佐渡が、後ろに立っていた。
「そのままにしてると、全身かぶれちゃうよ」
「誰のせいだと思ってんだよ」
「だから、俺がアフターケアしてあげるって」
ものすごく要らない。というか、360度詐欺にしか見えないのだ、こいつの場合は。
「もう、遠慮しないでよ、サービスサービスゥ」
おぞましいセリフを吐きながら、ベッドまで強制連行される。
俺の性なのか、それともこの悪魔の力なのか、2人の間において、俺の拒否権は存在しないのだった。
仮に悪魔と俺が契約をしてしまったのなら、せめて見返りが欲しいが、おそらく、魂を奪われようが、そんなものを得られことはないのだろう。

されるがままに、ベッドに寝かされると、佐渡は俺の上に跨って、腹やら腕やらに、化粧水を撒き散らし始めた。
「はーい、ちょっとチクっとしますけど、我慢してくださいね」
「冷たっ!」
水場で長い間全裸でいたために、そこそこ冷えていた体に酷い仕打ちを受ける。
チクッとするって何を撒いてんだ、こいつ。
それから、怪しい笑みをしながら、体をかがめ、丹念に俺の腕に、化粧水を塗りたくった。
冷たかった化粧水が、佐渡の手のひらで、塗り込められるたびに、熱を帯びていき、人肌の心地よさを感じる。
あまり褒めると、こいつは調子に乗るので言いたくないが、佐渡はマッサージが上手だった。
腕から腹へ、そして一段階飛ばして、足へ、ねっとりと粘気を帯びたような顔をして、揉みしだいていく。
足の先、指の先まで丁寧に解し、佐渡はついに俺の中心にまで、手を出した。
「そこは、いいよ」
そう言って、身を起こし、佐渡の凶行を制しようとしたが、やはり俺の抵抗は無駄に終わるのだった。
奴は、遠慮するなよ、とニヤニヤしながら俺の竿をなでる。
「お前本当さあ、馬鹿だろ…」
「いいじゃん、このまましようよ」
先ほどのかすめるような触れ方が、次第に明らかな感触に変わっていき、耐えられず息をこぼした。
「ほら、イナだってその気になってるよ?」
妖艶な、とでも評するべきなのだろうが、その下に透ける意図が見え見えで、恐ろしくなるような顔つきで、佐渡は俺を誘う。
佐渡の手の中で立派に主張する自身は、生理現象だと言いたいのだが、悲しいことに嫌だ嫌だと言いながらも、やはり恋人に誘われれば素直に従わざるを得ない。
ぐいっ上体を起こして佐渡を抱き寄せ、口付ける。
深く入り込もうとすると、奴は俺の肩を押して、それを制し、また顔を近づけると俺の唇を何度も食んだ。
軽く歯を立てられると、くすぐったいような、痛いような感覚が、じわじわと熱を帯びて広がっていった。
「何してんの」
訊けば、ふふ、と色を含んで奴は笑う。
そのまま答えずに、今度は佐渡から口付けて、俺の口内に舌をねじ込んでくる。
自身の歯列を、歯の隙間まで、ご丁寧に舐め尽されていくのを感じながら、佐渡の背に手を回し抱きしめると、ギュッと抱きしめ返された。
ゆるゆると、佐渡の背中をなぞっていくと、時折口と口の間から、佐渡が息を漏らす。
佐渡が構わず尚口腔を犯し続けるので、そろそろ反撃でも、と舌を吸うと、ピクリと背筋が跳ねた。
それから攻防を繰り返していると、息が続かなくなったらしく、奴は俺を突き放した後に、何度も犬のように浅く息をした。
「口の周り、お前、涎まみれだぞ」
「なにそれ、雰囲気台無し」
まだ、酸素が足りないと赤い顔をしながら、佐渡はカラカラ笑った。
俺もつられて笑いながら、奴のTシャツを捲り上げる。
脂肪があるようなないような、少しなめらかな腹の凹凸を撫でながら、その中心の深い溝にキスをした。
変態くさい、と言って止めようとする佐渡の手を抑えて、臍を舐めると、上から小さな悲鳴がした。
気をよくして、音を立てて吸ったり、尖らせた舌でつついたりすると、佐渡はやめろよばかなどと言いながら、頭を押して俺を離そうとした。
そして、抵抗しても無駄だと悟ったのか、そのまま万歳をして後ろに倒れる。
服従のポーズか、とひとりごちると、うるさい、と頭をはたかれた。

ヘソをいじるのもそこそこに、次は奴のベルトに手をかける。
ガチャガチャと音を立ててはずしたあとに、ゆるゆると纏ったズボンを下ろした。
こういう時ばかりは、佐渡も素直で、右足上げてといえば、すんなりとその通りに協力してくれる。
最後に残ったボクサーパンツも、するりと剥いでしまうと、佐渡のモノを優しく撫でた。
あっ、と嬌声が聞こえ、俺は熱にうかされたように、くり返し佐渡の名前を呼んで、それをいじり続けた。
「はぁ…、俺そろそろやばい」
俺の手を抑えながら、そう言って、佐渡はベッドの脇から出したローションを手渡した。
そして、こちらに尻を向け、四つん這いになる。
白い尻を揉みながら、顕になった蕾を、ローションでヌメった指で押し広げていくと、そこはひくついて、指を迎え入れようとしていた。
吸い付いてくる肉壁を押し分けて、指を進めていくと、佐渡がかすかに吐息を漏らしたのが聞こえた。
「佐渡、痛いか?」
「ん、平気」
初めてしたばかりの頃は、指一本だけでも、痛い痛いと喚いて暴れたりもしたが、最近ではあまり抵抗もなくなってきたことに、少し感動を覚えつた。
もう一本指を増やし、ゆっくりと狭い中を広げていく。
時折、いいところを指が掠めたのか、佐渡がびくりと反応して、シーツを握るのが見えた。
もう十分に解れただろう、と肩を引いて仰向けにさせる。
佐渡はなぜ、という顔をして、不可思議そうにこちらを見た。
「何すんの」
「顔見てしたいからさあ」
いいか、と続けると、奴は少し頬を赤くして頷いた。







2013/11/14
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