返信する

[1] 白暁燕誘拐事件
By 許すまじ
11-14 13:54
台湾人の女優白冰冰(パイ・ピンピン)の一人娘として、日本人の漫画原作者梶原一騎との間に台湾で生まれたが、冰冰は暁燕が生まれる前に梶原と別居したため、暁燕は母冰冰の手元で育てることになった。

 1997年4月14日、暁燕は私立醒吾高級中学2年在学中に誘拐された直後、犯人グループから輪姦・暴行され、左手小指を切断された。母冰冰の元に輪姦された後の暁燕の半裸の写真と彼女の切断された小指、さらに助けを求める自筆の手紙が送りつけられ、500万アメリカ合衆国ドルの身代金が要求された。
 狙われた理由は諸説があるが、最大の理由は、長年に渡って台湾暴力団追放運動に携わっている白冰冰に対する報復であったといわれている。
 冰冰はなんとか身代金全額は揃えたが、現金の受け渡しに失敗。マスコミに情報が漏れ、中華日報と大成報が報道した為、引き渡し現場にマスコミが殺到する事態となり、暁燕は犯人グループのメンバーによって再度凄惨な輪姦・集団暴行を受け続けた果てに惨殺された。
 4月28日、台北近郊の河で両手両足を木杭にくくりつけられた暁燕の遺体が見つかった。膣と肛門には鉄パイプが突き刺さり、両手両足の爪はすべて剥がされ、目が抉り取られていた。内出血は数百ヶ所以上、顔は原形をとどめておらず、警察官すら凄惨さに驚いたという。この遺体の写真が新聞に掲載されるに及んで、マスコミへの批判が高まった。
 4月25日に犯人グループのアジトを急襲し4人を逮捕したが、主犯らを取り逃がした。逃亡中の犯人は8月8日にも会社経営者を誘拐し、家族は警察に通報せずに身代金の支払いに応じて解放されるという事件を引き起こしていた。
 8月19日、台北市内で犯人グループ3人と警官800人との銃撃戦が起こり主犯格の犯人1人(林春生)が射殺された。残る2人は逃亡するが、後日1人(高天民)は警官隊に包囲され自殺。

最後の陳進興は11月18日南アフリカ大使館の駐在武官官邸に人質5人を取って立て籠もり事件を起こした後投降し逮捕された。陳に対し板橋地方裁判所は1998年1月22日に5件の誘拐・殺人・強盗に対し死刑5回、別の暴行事件等で懲役刑合計59年9ヶ月を言い渡した。高等法院(日本の最高裁判所に相当)も1999年3月16日に遺族に対し1億7130万台湾元(当時のレートで約6億3000万円)の賠償命令を言い渡した。10月8日に陳の死刑が執行された。

pc
[編集] [返信]
[*前][次#]
返信する

[戻る]


[掲示板ナビ]
☆無料で作成☆
[HP|ブログ|掲示板]
[簡単着せ替えHP]