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[1] レッサーパンダ男事件
By 許すまじ
11-14 14:38
女子大生のMさん(19)は、ブラジル柔術大会に出場する友人を応援するためにたまたま浅草を訪れていた。交差点で立ち止まったMさんがふと振り返ると、後ろにレッサーパンダの帽子を被った男(29)が立っていた。男はこの日、墨田区の路上で女性に猥褻行為をしようと近づいたが、抵抗されて未遂に終わっていた。欲望をたぎらせたまま男は声を掛けようとMさんに近づいたところだった。驚いたMさんの表情に、バカにされたと思った男は、突然Mさんを路地に連れ込んで押し倒し、馬乗りになって持っていた包丁で胸や腹などを内臓が露出するまで刺し続け、最後は首を絞めて殺害した。
 男は現場から逃走したが、レッサーパンダの帽子は多くの人間が目撃していた。ほどなくして逮捕された男は軽度な知的障害があった。法廷では責任能力の有無が争点になった。性欲のままに偶然通りかかった女性を惨殺した男に情状酌量の余地などはなく、しかも男は前科四犯だった。全国を放浪し先々で事件を起こしており、事件を起こす1ヶ月前に室蘭からフェリーで東京にやってきた。レッサーパンダの帽子は函館市内で買ったもので、男はそれを犬だと思っていたという。
 男には無期懲役が確定している。
pc
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[2] By 許すまじ
06-30 17:40
>>1

レッサーパンダ事件の犯人・山口誠の家庭。

父が知的障害。
でも軽いので、誠が逮捕されるまで公式には気づかれず、60歳くらいになって初めて認定。
当然保険や福祉の手助けは一切なかった。
パチンコ三昧で、子どもにはすさまじい虐待を加えている。
母は子どもが幼いうちに病死。

誠は父よりも重い知的障害で、中卒後は養護学校にいくが、そこでもひどくいじめられ、
その後の就職先でも前歯を全部折られるなどして、その後は放浪しホームレス同然に。
連れ戻されても父が嫌なあまりすぐに脱走。
窃盗などの軽い罪はそれまでにもたくさん起こしていたが、
警察に見つかっても全く逃げない。警察は父よりは好きだから。
なぜ被害者にナイフを向けたのかと聞かれて、
「仲よくなりたかったから」と大マジメに答えている。
常人には理解できないが、どうも本音らしく、そうとしか答えない。
(報道で「自分のものにしたかったと供述」などとあるが、本人はそうは言っていない)
基本的に人とまともに会話できないので、自分に有利なこともほとんど言えない。

そして妹がすさまじい。
妹だけは知的障害ではないらしいが、
母が死んで以降、知的障害の父と兄をかかえて母代わりをつとめ、
経済的に当然高校には行けず、中卒後に働きまくって家庭を支え、無理がたたって癌を発病。
それでも働き続ける。
公的な福祉サービスを家族誰もがそもそも知らないので、役所の手助けが何もない。
誠が逮捕されてはじめてこのへんが明るみに出て、死期の近い妹を民間の福祉の人間が助け、
「最後にせめて楽しい思いをさせたい」と、車イス+点滴など完備でTDLとかいろんなところに行かせてあげたりする。
妹は、この楽しさは被害者の犠牲の上に成り立っているんじゃないかと大いに悩みながらも、
1年くらいまともな生活を送り、死去。

殺人犯をかばっちゃいけないけど、こんな環境でどう生きればいいんだろうな。


裁判ではYに知的障害があったため、検察側と弁護側が責任能力で対立。2004年11月26日、東京地裁は「弁護側が主張するように、被告が広汎性発達障害に当たるとしても、完全な責任能力を有していたことは明らか」としてYに無期懲役を言い渡した。2005年4月1日、Yは控訴を取り下げ、無期懲役が確定した。
pc
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