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[1] ライオン殺人者
By 許すまじ
12-26 16:51
南アフリカで、黒人の元従業員を殴打しライオンに食べさせて殺害したとして
終身刑判決を受け、のちに事後重犯で禁固5年に減刑されて服役していた
白人農園主が21日、刑期の3分の2を終えて仮釈放される。弁護士が20日明らかにした。

 北部リンポポ(Limpopo)州出身のマーク・スコットクロスリー(Mark Scott-Crossley)受刑者は、
2004年に元従業員のネルソン・チサレ(Nelson Chisale)さんを殴打し、ライオンのおりに
投げ込んで殺害したとして、翌05年に終身刑を言い渡された。共に罪に問われた
Simon Mathebula受刑者は、殺人罪で禁固15年の判決を受けた。

 しかし最高裁は07年、高裁判決ではチサレさんがおりに投げ込まれた際に生きていたか
どうかが立証されていないとして、スコットクロスリー被告(当時)を殺人の事後従犯で
禁固5年に減刑した。

 94年まで続いた白人支配による人種差別の古傷を開いた同事件は、数か月にわたって
新聞の紙面をにぎわせ、スコットクロスリー被告はメディアから「ライオン殺人者(lion killer)」と
呼ばれた。ライオンのおりに残っていたのは被害者の頭がい骨、指1本、足の一部、
血まみれの衣服だけだったという。

2008年08月21日 17:05 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ

pc
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