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 尚人と日向のおうちデート
© ミノ 
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 キーワード:美少年 高校生 甘々 アイドル 18禁
 あらすじ: アイドル受けです。尚人視点です。 学校帰りに日向とクレープ食べて、雑誌を買って、家に行って…
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俺が定期的に買っているファッション雑誌がある。10代20代に人気の、最新の流行を詰め込んだファッション雑誌だ。

「あ、そういえば今日雑誌の発売日だ。買いに行かないと」

帰りのホームルームも終わり、スクールバックに教科書や何やらを詰める。

今日は日向も登校している日。
仕事で忙しい日向だが、平日にオフがあればなるべく学校に来るようにしている。…まあ、授業にはなかなかついていけていないみたいだが。ちなみに日向が登校している日は、女子だけでなく男子までもが日向に熱い視線を向ける。注目を浴びる事に慣れている日向は、特に気にしていないようだが。

スクールバックを片手にぶら下げた俺は、まだ帰る準備をしている日向の席へ行く。

「日向ー帰ろうぜ」
「うん」
「なぁ日向、今日帰りに本屋寄ってかね?」
「いいけど、何か買うの?」
「ああ、ちょっと雑誌をな」

毎月20日に発売のその雑誌。校門を抜けて、俺は日向を連れて本屋に向かった。


今日あったことや授業のこと、俺と日向は他愛もない話をしながら街中を歩く。
こうして人前に出る時は、日向は伊達メガネをつける。堂々と歩いて、街中がとんでもないことになっても困るからな。
それでもやはりアイドルオーラが出るらしく、通りすがる老若男女が、俺の隣の美少年を振り返る。

「あ、尚人、クレープ売ってるよ!美味しそう」

歩いている途中、日向がクレープワゴンを指さした。

「食べたいの?」
「うーん……、チョコバナナクレープ美味しそう…。僕買ってくるよ!尚人どれが食べたい?」

ニコリと笑って財布を取り出す日向。
俺の分を奢るつもりだろうが、それだとなんだか彼氏として納得いかない。

「いいよ日向。俺が買ってあげる」
「え、そんないいのに…」
「…俺はお前の彼氏だろ?」

日向の耳元でそっと囁くと、日向は少し赤面した。
その姿を見て満足した俺は、クレープワゴンへ行きチョコバナナクレープとキウイホイップクレープを注文した。

「ほら、日向の。」
「ありがとう…」

嬉しそうにはにかむ日向。そのままクレープにかぶりついた。

「おいひい〜…」

もぐもぐと幸せそうに食べる日向の横で、俺も自分のクレープをかじる。

「クリームも美味しい〜♪」
「…日向、」
「…え?」
「ついてる」

周りの人間が見ていない隙を狙って、日向の唇の端をペロッと舐めとる。

「なっ尚人…っ!」
「んー?」

驚いて真っ赤になり立ち止まる日向を置いて、俺は自分のクレープにもう一度かじりついた。




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このあとも長くなるので、ここで切らせていただきます!すみません!

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2015/05/08
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