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さよなら、
by R子
R指定:無し
キーワード:BL
あらすじ:ミルフィオーレのアジトに侵入したが罠にはまってしまう。
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一歩、一歩、
僕たちは引き裂かれていく。
「綱吉、良いですか?これから言うことは実行して下さい。」
ミルフィオーレのアジトに侵入が成功したが逆に罠にはまってしまった。ミルフィオーレの奴と戦っているとついに骸は力尽きてしまった。
「綱吉、落ち付くんです。良いですねでは言いますよ。一回しか言いません」
「わ、かった」
「では・・・―――――――――――」
骸は途切れ途切れで話していく。ああもう、何を言っているかわからないよ。
「わかり、ましたね?」
「ぜんぜ、ん」
「嘘。わかっているので、しょう?」
「わか、らないよ」
なんで骸が死ぬの?なんでぼくじゃないの?マフィアなんかならなければよかった。
「ねえ骸、」
「なんでしょう」
「マフィアなんてさ、
ならなければよかったね。」
僕たちは引き裂かれていく。手を繋ごうとしても引き裂かれる。
「そう、ですね…ですが綱吉がボンゴレのボス、マフィアでしたから出会えたん、でしょうね。」
「む、くろ」
もう追ってが見えてきた。
「さあ、リングを持って逃げなさい。」
「なにを言っ「綱吉!」
卑怯じゃないか。骸ばかり、辛いなんて、卑怯だ。
「骸…」
「綱吉、」
「な、に」
「愛してます」
あああああああああ、そんなのずるい。そんな死を迎えるなんて。
「俺だって…」
さよなら、汚い僕、汚らわしい世界。
2008/05/13
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