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さよなら、
by R子  
R指定:無し
キーワード:BL
あらすじ:ミルフィオーレのアジトに侵入したが罠にはまってしまう。
▼一番下へ飛ぶ


一歩、一歩、


僕たちは引き裂かれていく。



「綱吉、良いですか?これから言うことは実行して下さい。」


ミルフィオーレのアジトに侵入が成功したが逆に罠にはまってしまった。ミルフィオーレの奴と戦っているとついに骸は力尽きてしまった。



「綱吉、落ち付くんです。良いですねでは言いますよ。一回しか言いません」



「わ、かった」



「では・・・―――――――――――」



骸は途切れ途切れで話していく。ああもう、何を言っているかわからないよ。



「わかり、ましたね?」



「ぜんぜ、ん」



「嘘。わかっているので、しょう?」


「わか、らないよ」



なんで骸が死ぬの?なんでぼくじゃないの?マフィアなんかならなければよかった。



「ねえ骸、」


「なんでしょう」



「マフィアなんてさ、













ならなければよかったね。」



僕たちは引き裂かれていく。手を繋ごうとしても引き裂かれる。



「そう、ですね…ですが綱吉がボンゴレのボス、マフィアでしたから出会えたん、でしょうね。」


「む、くろ」



もう追ってが見えてきた。



「さあ、リングを持って逃げなさい。」



「なにを言っ「綱吉!」



卑怯じゃないか。骸ばかり、辛いなんて、卑怯だ。



「骸…」



「綱吉、」


「な、に」







「愛してます」



あああああああああ、そんなのずるい。そんな死を迎えるなんて。



「俺だって…」



さよなら、汚い僕、汚らわしい世界。


2008/05/13
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