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[1] ふぁすとラヴな頃…
By ランヌ
12-18 03:28
今から十年近く前、俺が高二の頃のこと…

俺には、幼稚園から高校まで同じだった幼馴染みの女の同級生がいた。
常に俺より背が高く、快活で豪放。
昔から、デカ、カイリキ、ゴリ子、リラ子、リー子等々、力系?のあだ名を次々に命名され、高校の頃、俺は、ほぼリーと呼んでいた(ブルースリーも入ってたと思う)
リーと俺とは、家族ぐるみの付き合いのような感じで、例えば、毎年大晦日にはリーは俺の家にきて、一緒に騒いだりもしていた。

しかし、リーは背が高いだけあって体の発育は良く、俺は俺で思春期真っ最中の時でもあり、高校に進学したあたりから、徐々にリーに幼馴染み以上の感情を抱くようになっていた。
しかも、リーは馴染みの俺から見てもかなりの美人で、男子のうけも相当良かった。
昔ほど頻繁ではないものの、高校に進学してもリーはたまに家に遊びに来ていたのだが、リーの体から発する甘い香りだとか、丸みをおびて豊満になっていく体をまのあたりにするにつれ、段々と友達という感覚では見れなくなっていった。
そして高二の頃になると、告白というようなことも考えはじめていた。
反面、リーの方はというと、そんな俺の気も知らず、態度は昔から相変わらずだった。
俺は、リーに触れることさえ躊躇していたのに、リーはてんでおかまいなし。
手は普通につないできたし、自分より背の低い俺の頭をなでたり、まぁ無神経で無遠慮で無防備だった。

けれども、リーは、多分、俺に好意というか、恋愛感情はあったのだと思う。
それはただ俺の思い込みということだけでなく、何と言ったらいいか…
とにかく、そんなふうな雰囲気に感じられたのだ。
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[2] By ランヌ
12-18 22:02
さて、高二の夏休み。
俺は友人に、一週間ほど泊まりがけで、海の家でのアルバイトに誘われた。
遊びたい盛りの高校生にとっては魅力的な話で、俺は二つ返事でその話にとびついた。
同級生も数人参加することになっており、もちろん、リーも誘った。
その時は、別に海で告白しようとかいう考えはなくて、一緒に遊べたら楽しいな、くらいの気持ちだった。

しかし、運動神経抜群のリーは、陸上部に所属しており、リーは部内の短距離の選抜選手を目指している真っ最中だった(ちなみに俺は、文化祭に作品を発表する程度の、お気楽な文化系の部に所属していた)
その頃のリーは、なかなか思うようなタイムが出ないとかで、いわゆるスランプのような状態におちいっているようであり、海に行くことをしぶっていた。
でも全く脈が無くもないようだったし、俺の方は遊びたい気持ちでいっぱいだったから、
―ちょっとくらいならいいじゃん、
とか、
―リーなら大丈夫だろ、
とか、
今考えたら、まぁ、いい加減な言葉をならべたてて、なんとかしてリーを参加させようとした。
当然のことながら、俺の行為は、真面目な性格のリーの逆鱗に触れた。

なんというか、リーは本当に優等生だった。
明快で、常に何かクラス委員はやっていた。
面倒見も良く、結構皆から慕われていたし、俺が困ってたりしたら、なんとなしに助けてくれたりしていた。
自分を卑下するわけではないのだが、それに比べて俺は、まぁかなり平凡な普通の高校生で、当時の気持ちを正直に代弁するならば、リーに対して、憧れと劣等感というものを抱いていたと思う。
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[3] By ランヌ
12-19 01:43
リーは怒って、もう行かないと言い出したが、俺の方も全く引かず、久々に、かなり激しい言い争いに発展した。

当時の俺は、本当に精神子供のガキだったが、一応言い訳すると、俺が食い下がったのは、遊びたい他にも理由があった。
それは、陸上部等の運動部のいくつかは夏合宿することになっていたからである。
リーも、その合宿に参加することにしていた。
けれど、合宿参加は強制ではなかったし、直接、選手選抜の選考には関わっているものでもなかった。
何より当時は、合宿イコール遊びに行く、みたいなイメージだったから、どうせ行くのなら、少しくらいこっちに来てもいいじゃないか、という気持ちが、俺の心の中では強かった。


結局、その場はケンカ別れとなり、そのまま夏休みに突入。
残念だったけれども、予定通り、俺は海へ。
リーは合宿へと出発していった。
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[4] By ランヌ
12-20 00:48
海は本当、楽しんだ。
バイトは結構しんどかったが、それ以上に遊びまくった。

バイト期間はあっという間に過ぎた。
そして、その最終日の夜、リーからバイト先に電話がかかってきたのだ。
ちなみに当時は携帯電話を持っている方がめずらしく、俺も携帯電話を持っていなかった。
このバイトツアーには、リーの友達の女の子も参加していて、そのつてで、リーはここの連絡先を知っていたのだ。

あの日以来、リーのことはずっと気になっていたから、ちゃんと話をしたかったのだけれど、友人らがみんなして冷やかすものだから、用件を聞くのもそこそこに、その時は早々と電話を切った。

というのも、俺はその日の夜行に乗って、次の日に、直行でリーの合宿先に行くことにしていたからだ。
話は会った時にすればいいと思ってたし、突然行って、びっくりさせてやろうという、子供染みたことも考えていた。


ただ、リーが電話口で、元気がなかったことは気になった。
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[5] By 名無し
12-20 01:24
続き希望
SH903i
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[6] By おっ
12-20 10:55
なんだか
甘酸っぱい青春の1ページみたいでよいですね
SH902i
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[7] By まみ
12-20 11:48
続きお願いします。
W53T
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[8] By ランヌ
12-20 23:39
ω〜〜、
一気に書いて逃げようと思ってたのですが……

忙しいのと、書くのに結構時間がかかるのとで……(-o-;)

徐々〜に増やします…m(_)m
W43K
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[9] By ランヌ
12-22 03:17
その晩、しっかりとバイト代を受け取り、ちゃあんとリーの機嫌をとるためのおみやげも用意して、一人、リーのいる合宿先へと出発した。

誰かを誘おうかとも思ったけど、何か女に会いに行くみたいで、何となく恥ずかしかったし…
それに、まだバイトを続ける奴とか、家に帰ったり、遊びに行ったりと、めいめい好きなようにやってたし(契約期間内に姿をくらましたアホもいたが)、
俺にしても、共同生活も十分堪能して少々満腹気味だったので、今度は気楽な独り旅もいいかな〜、と、プチワイルド気分満々だった。

合宿施設は駅のすぐ側にあり、合宿参加者でなくても、所属する高校の生徒なら、空き部屋があれば低価格で宿泊できるようになっていた。
俺は事前に確認をとって、きちんと予約を入れておいた。

…のだが、計画性ゼロマンの俺は、何と朝の5時前頃に、最寄り駅へと到着してしまった。
―ヤベー、早すぎたよな〜、
―受け付けやってるのかな〜、
とか、ビビりの不安感がよぎったが、すがすがしい朝もやのたちこめる中を歩いていると、だんだんとハイな気分になっていった。
それにまあ、何というか、久々にリーに会うんだし、戦利品(おみやげ)もあるし、俺の海での武勇伝でも聞かせてやるかぁ、みたいな、何となくウキウキした気持ちで宿舎へと向かっていった。


目的地に到着したのは、ようやく5時を回った頃だったのだが…

宿舎の門前には、人影があった。
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[10] By まみ
12-22 13:41
続き気になります。
W53T
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